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恋月(151Aさん)
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窓辺の君は、薄灰色の夕空を見詰めている。
僕を見て。名前を呼びかけて、口を閉じる。
声にはならない、君の名前。
君の目は遙か遠く、グラウンドの先に向けられたまま。
僕も、誰も、飛ぶために生まれた鳥を引き留められない。
東の空から夜が始まる。
ガラスに映る君の頬、白い三日月が愛おしげに唇を押し付けていた。
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2019/05/29(水)
穏やかで優しい、狼子のアイドル、いちごさん。
いつもその視界に入りたくて、狼子はこっちで一生懸命手を振ってます。気付いて貰いたくて、でも呼び止めるのは申し訳なくて。そして結局は我慢できなくて駆け寄っていきます。
狼子の思い入れ100%で申し訳のない、物語の主人公です。




