表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
手のひらの一滴  作者: 狼子 由
#ふぁぼくれた方を主人公にして140字小説を書く
374/514

永遠の果実(じぇねこさん)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


硬質な宝石の輝きを手に取り、そっと口許に当てた。

恥じらうように二度、三度、反射が瞬く。


お前を名付けよう、と魔女は囁いた。

赤い唇で、なぞりながら。


透き通る生と死の狭間、深い青のまなこ見開くお前。

朽ちぬ光で、永久を見詰めるお前に相応しい名を。


お前の名はオーレリア。

この世の果て、イデアの美をあかすもの。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/05/27(月)

少女も、獣も、虫たちも、じぇねこさんの筆にかかれば、滴るような色気を放ちます。

ご本人の日々の言葉は、飾らぬ素直さでただ真っすぐに届くのに、物語る時には妖しさすら感じる優美さを含む筆。美しく愛らしい生の営みの、この上ない表現者。

禁断の果実に口付け、甘やかに凍てつく時間の支配者たる、物語の主人公です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ