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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
#ふぁぼくれた方を主人公にして140字小説を書く
368/514

西瓜と私(百里芳さん)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


僕がこの手で割りさえすれば、魔王は封印されるのだという。

ここまで共に旅してきた西瓜を。


だけどどうしてそんなことが出来るだろう。

朝も夜も、雨の日も風の日も、苦難と喜びを共にしてきた西瓜。


割れ。割れない。

割るんだ。割りたくない。

その手を離せ。割るもんか。


僕は西瓜を抱え、仲間達を置いて魔王城を飛び出した。

西瓜と共に明日を生きるため。西瓜の大切さを世に知らしめるため。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/05/13(月)

日々努力を重ねることを、きっと誰よりも知っている方、ももさとさん。

その真面目で誠実な立ち居振る舞いとは裏腹に、頭は西瓜です。いえ、比喩ではなく。

本掌編集の13「怪盗と探偵スイカ」はそんなももさとさんに捧げたお話です。既に一作書いてあるという強みもあって、何とか「ただ西瓜が出て来ただけじゃないお話」に仕立てようとしたところ、脳内で煮詰まった結果、「西瓜しか出てこないお話」となりました。

真面目くさった顔で飄々と躍る、心優しい道化ものな物語の主人公です。

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