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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
#ふぁぼくれた方を主人公にして140字小説を書く
357/514

羊飼いと雲の上のお城(水浅葱ゆきねこさん)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


ふもとの一軒家に少女は暮らしている。

仕事は羊飼い、相棒は白い犬。


1人と1匹は、毎日一緒に山に登る。

今日も犬の咥えてきた杖を握って、少女は羊を追う。


駆け回って羊を導く犬を眺めつつ、岩に腰かけて夢想する。

もしもあの雲の上に、大きなお城があったなら。


見たこともないようなご馳走。

華やかな調度の数々。

煌く宝石と繊細なレースで飾られたドレス。

あれも、これも。

きっとお城ならあんなものも――


ペロリと手の甲を舐められて我に返る。

さあ、そろそろ羊を呼び戻さなくてはね。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/04/21(日)

紡がれる物語が、とてもワクワクするのです。

きっと日々の中で、ワクワクすることを探されているのだろうなと感じます。

ハラハラする日々の中に穏やかさを、平凡な毎日の中にファンタジーを、相反するものを自然に内包する物語の主人公です。

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