表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
手のひらの一滴  作者: 狼子 由
#ふぁぼくれた方を主人公にして140字小説を書く
355/514

噂の傭兵(ながるさん)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


その男には奇妙な噂がある。

一匹狼、凄腕の傭兵だと言うが、過去の相棒達は皆、口をつぐんでいる。


今宵は酒場で、異国の少年と夢を語り合っていた。

意気投合し、共に冒険に赴こうと、同じ宿を取った。


翌朝、早くから慌ただしく駆け回る傭兵の足音が響く。

「お弁当持った? 財布は? 水筒、外套は大丈夫?」


外見とは打って変わった甲斐甲斐しさに、少年は目をパチクリとまばたきさせた。

どうやら昔の仲間は皆、この世話好きな様子に驚いて離れたらしい。

少年は一つ頷いて、異国の言葉で呟く。

「ジークモナガル……?」


傭兵と少年はいずれ、かの壮大なる世界樹防衛戦で一功上げ、世界に名だたる傭兵団を打ち立てるのだが……それはまた、別のお話。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/04/19(金)

いつも元気でイケオジが大好きな、みんなのおねーさん。

この方にかかれば、異国の少年だって大人しくその勝利を祝うしかなくなるのです。

辛いことがあっても、前を向き最後には「あはは」と笑える力強い主人公の物語です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ