表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
手のひらの一滴  作者: 狼子 由
#ふぁぼくれた方を主人公にして140字小説を書く
354/514

あの人は来るかしら(結音ゆえさん)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


エメラルドの新緑、木の下で彼女は待っている。

薄桃色したワンピースは、たった一つの花びらのように緑を彩る。


彼は来るかしら。

去年は来なかった。一昨年も、その前も。


木漏れ日がきらりと頬を照らす。

最後に別れたあの日、約束した。

新緑の頃、2人の愛したこの場所に必ず戻ると。


彼は来るかしら。

ええ、きっといつか。

想い人が戻る日を、彼女は静かに待ち続ける。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/04/18(木)

愛らしい少女性と誠実さ、優しさを兼ね備える結音さんは、イラストもまた美麗です。

本作は結音さんの穏やかなお人柄と、その手によるイラストの透き通るような美しさをモチーフに作りました。

いのち萌える晩春に咲く、優しい花のような物語の主人公です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ