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ご褒美デート(恋愛)
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「入学式かったるいなぁ……」
「ちゃんと出席したら、ご褒美に3時間デートしてあげよう」
「えっ3時間も!? マジでか大サービスじゃん、行きます!」
途端に跳ね起きた幼なじみを見下ろしつつ、「さすが優等生、太っ腹!」なんて掛け声を聞き流した。
いつもこうやって「わーいデートデート」なんて喜んでるけど、あんまり冗談過ぎて、本気だとは到底思えない。
むしろこっちこそ、それをご褒美に優等生やってるんだ――なんてことは、本人には絶対言えない。
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2019/03/25(月) ジャンル:恋愛




