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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2019年上半期に作ったもの
298/514

狩人(SF)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


研究を続け、葉緑素を持ち身体に水を蓄えることの出来る娘達を、ようやく作ることが出来た。

砂漠化の進む世界を生き抜けるように。

彼女達を研究所の外へと向かわせたとき、僕は晴れやかな気分でいっぱいだった。

これで、生命が絶えることはない。彼女達がきっと、次の世代を築いてくれるのだろう、と。


後悔したのは、彼女らが水を求めた人間に狩られているというニュースを耳にしてからだ。


ああ、僕は何てことをしてしまったのだろう。

か弱い娘に、武装も与えず外に出すなんて。

更なる改善を。遺伝子の改良を。

娘よ、牙を爪を、敵をねじ伏せる力を持て。

人間を滅ぼし、世界を君達の楽園にしたまえ。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/01/23(水) ジャンル:SF

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