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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2019年上半期に作ったもの
289/514

眠らせてほしい(ジャンル不明)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


死んだはずの友人のアカウントから投稿があった。

読めば、友人の両親によるものらしい。

このアカウントから継続して発信することで、せめて電子の世界でだけは生き続けていると考えたい、とのことだった。


僕には選ぶことが出来た。

見なかったフリでこのままフォローを続けるか、それとも。


悩んだ末、僕はブロックボタンを押すことにした。

もしも自分の両親が同じ選択をしたとき、友人達がこうしてくれることを願って。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/01/10(木) ジャンル:不明

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