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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2019年上半期に作ったもの
284/514

いつの間にか増えている(微ホラー)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


年に1回こっきりだけど、こうやって婆ちゃんちで遊んでいると、子どもゆえの柔軟性か久しぶりにあった子ともすぐに仲良くなれる。


あっちにいるのは剛さんちの長男で一昨年ぶり、こっちの子は恵さんちの次女だから5年ぶりかな。

中には知らない子もいるんだ。隣にいるこの子とかさ。


「君は誰?」

「僕は……」

しばし言葉に詰まった後、彼は僕の問いかけに答えられず、名残惜しげに消えた。

僕は静かに彼の立っていた後を見下ろして、また子ども達の輪に戻る。

誰かに名前を尋ねられたりしないよう、ひっそりと。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/01/04(金) ジャンル:微ホラー

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