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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2018年下半期に作ったもの
272/514

劣等機(SF)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


降り注ぐ銃弾の雨。

爆音と悲鳴、砂煙と血飛沫の上がる中で、僕はただ――子守唄が聴きたい、と思った。


AI達は劣等機体である人類なんて、使い捨てだと思っているらしい。

集めておけば、勝手に自動増殖する点だけが、コストにおいて有意義だってくらいなもので。


ああ、分かるよ。

AI達の隙も無駄もない完璧さに比べれば、人類なんて余分と無意味の塊みたいなものだ。

実際、劣等機体の僕は、戦争中にこうしてとりとめもないことを考えている訳だし。


……ああ、子守唄が聴きたい。

知能部が破損しつくして僕が復帰不可能になる前に、せめてもう一度。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/12/14(金) ジャンル:SF

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