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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2018年下半期に作ったもの
248/514

自負と信頼の落とし穴(微ホラー)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


「もしも僕が」

私の頬に触れながら恋人が言う。

「こうして触れるだけで、人の気持ちを変えることができるとしたらどうする?」


またつまらない冗談を言っている、と私は呆れる。

彼はこういう無意味な「もしも」の話が好きなのだ。


「……そんなの愚問だわ。私は正体不明の不思議な力で操られるような安易な女じゃないし、あなたはそんな酷いことしないって信じてるもの」


私の答えを聞いて、安心したように彼は笑った。

「操るとか恋をさせるとか、直截に弄ると受け答えが単調になってすぐ飽きちゃうからね。……さ、それじゃ食事に行こうか」


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/10/30(火) ジャンル:微ホラー

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