表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2018年下半期に作ったもの
196/514

霧の街で(不明)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


どうやら今日も霧が深い。

漂う靄に街ごと沈んでいる。


道行く人の顔も分からない霧の中で、私はあなたを尋ね歩く。

友人を訪れ、思い出の場所へ赴き、あなたの足跡を探す。


ああ、それなのに。

ようやく見付けたあなたは物言わぬ死体。

悲鳴と共に霧が湧き出て、そうして――真っ白に覆われた視界がくるり反転する。


……窓の外へ目を向ける。

ああ、今朝も霧が濃い。

私はあなたを探して霧の街を彷徨うばかり。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/08/20(月) ジャンル:不明

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ