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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2018年下半期に作ったもの
195/514

太陽の友達(青春)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


丸々と太った芋虫を見て、君は目をぱちくりさせた。

せっかく捕まえた蝉も蝶も、羽ばたきに驚いて放しちゃうし。


「だって慣れてないんだもの」

胸元のレースがひらり。


ばあちゃんちで会った夏だけの友達。

見慣れた虫達が輝いて見える。

この夏、手を繋いだ君と一緒に、僕ももう一度初めてに戻る。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/08/15(水) ジャンル:恋愛

偶然ですが、夏の終わりにふさわしい感じになりました。

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