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太陽の友達(青春)
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丸々と太った芋虫を見て、君は目をぱちくりさせた。
せっかく捕まえた蝉も蝶も、羽ばたきに驚いて放しちゃうし。
「だって慣れてないんだもの」
胸元のレースがひらり。
ばあちゃんちで会った夏だけの友達。
見慣れた虫達が輝いて見える。
この夏、手を繋いだ君と一緒に、僕ももう一度初めてに戻る。
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2018/08/15(水) ジャンル:恋愛
偶然ですが、夏の終わりにふさわしい感じになりました。