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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2018年下半期に作ったもの
192/514

起きたら増えてた(SF)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


起きたら、俺が1人増えてた。

目を擦りながら互いに状況を確認し合う。

外に出ると「双子ですか」なんて言われたから、幻覚ではないらしい。


分身が欲しいと妄想したこともあるが、現実は一触即発の状態だ。

何せ、俺は2人いるのに、茶碗もベッドもお気に入りのティーシャツも1つしかないのだから。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/08/14(火) ジャンル:SF

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