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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2018年下半期に作ったもの
174/514

舞姫の事情(ファンタジー)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


彼女の微笑みは俺に向いてるって気持ちが半分、俺じゃないって諦めが半分。

分かってるさ、評判の舞姫の艶やかな視線が、客席に埋もれてる惨めな男に向けられる訳がない。


失意の帰り道、行く先に待つのは舞姫。

「一目で分かったわ、あなたも生き残りね?」


は? え? 何の話か分からんけども……ここは頷くっきゃないだろ!


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/07/17(火) ジャンル:ファンタジー

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