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舞姫の事情(ファンタジー)
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彼女の微笑みは俺に向いてるって気持ちが半分、俺じゃないって諦めが半分。
分かってるさ、評判の舞姫の艶やかな視線が、客席に埋もれてる惨めな男に向けられる訳がない。
失意の帰り道、行く先に待つのは舞姫。
「一目で分かったわ、あなたも生き残りね?」
は? え? 何の話か分からんけども……ここは頷くっきゃないだろ!
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2018/07/17(火) ジャンル:ファンタジー