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静かな町に響く(微SF)
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こんなにも人がいないなんて、ありえないじゃないか。
毎朝通勤でごった返す改札も、酔っ払いの笑い声が溢れてた繁華街も、車の途切れることがない幹線も。
静まり返って動きを止めている。
僕は1人、彷徨き確かめる。
誰もいない。
誰もいない。僕は自由だ!
笑う僕の姿を、太陽だけがじっと見ている。
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2018/07/09(月) ジャンル:微SF
一人きりになりたいときもありますよね。満員電車の中で脇腹に隣人のカバンの角が当たっている時とか。