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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2018年下半期に作ったもの
159/514

照れ隠しみたいな(微ホラー)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


通りすがりに目を向けた真横の家、小さな窓から子どもが顔を覗かせていた。

表情の乏しい顔と目が合って、しばし見つめ合う。


数秒後、慌てて閉められた窓。

照れ隠しのようにも見えて、思わず吹き出す。


次の瞬間、家中の窓が一斉に開いた。

全ての窓から同じ顔した子どもが顔を覗かせ、こちらを見た。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/06/29(金) ジャンル:微ホラー

いっぱい並んでいるものは時々、それだけで怖いです。

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