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雪がやんだら(恋愛)
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ちらちらと舞う雪を見上げてた。白い息が湿って重く漂う。
首元を覆うコートの襟の向こうから、君は囁く。
この雪がやんだら卒業だね。
君の第一志望が東京の大学で、こないだ合格通知が来たなんてこと、当然に知っていた。
いつだって一緒に、降り込められた雪の下で春を待ってたはずだったのに。
この雪がやんだら。
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2018/06/17(日) ジャンル:恋愛
いつまでだって一緒にいられると思ってた頃もあったのです。