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世界の終わり(SF)
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霞む視界の向こう、崩れかけた摩天楼。
せめてあそこまで行きたかった。生き残りの人類なんて誰も保護しちゃくれなくても。
目を閉じようとした端っこを、緑色の肌が掠める。
「△●▼◆◇?」
くりっとした愛らしい瞳。伸ばされた5本の手がそれぞれ僕の頬を撫でる。
何だ、人類は終わってもこの星はまだ続いてるんじゃないか。
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2018/06/12(火) ジャンル:SF
私の今日に関わらず、明日は来ます。