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プールの影(ジャンル不明)
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ざぼんと潜ると、泡の向こうにプールの壁が見えた。
指の隙間を通り抜けてく水の感触。蹴り上げた足に絡み付く柔らかな水流。
濡れた視界の端に影が映った。
プールの中ではいつも追われてる。いないはずのお前の姿を背後に感じる。
速く、もっと速く。
追い越させはしない。もういないお前には。
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2018/06/10(日) ジャンル:不明
いつも誰かの影に追われているような気がするのですが、目を凝らせばそれはいつかの自分だったりするのです。