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席替えフォーチュン(恋愛)
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教科書を忘れさえすれば、隣の席の君に借りられる。
毎日、今日は忘れようと思うのに、どうしても置いてこれなかった。
君に忘れっぽいって思われたくなかったし、隣の席を利用するなんてズルいと思ったから。
席替えしたらちゃんと告白しよう、今度こそ。
くじ引きの後、座った途端に横から君の声。「ねえ、教科書見せてくれる?」
幸せと不幸せがいっぺんにやってくる。
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2018/04/20(金) ジャンル:恋愛
振り返れば、窓際の席になることだけを祈ってた学生時代でした。