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第1話 おねえさんカード、ゲットだぜ!(挿し絵あり)

 いつまでも大理石のベッドにいてもらちが明かない。

 今やゲーム中のアバターだ。

 リアルなフミトは別にいるとはいえ、こっちの世界のフミトにとってはログアウトできないゲーム世界だ。いやできるのかもしれないが、それはアリューナにもわからないようだった。とにかくアリューナの言うとおり邪神を倒してこのエクスアーカディアという世界を救わなければどうにもならない。否も応もなかった。


 大聖堂シャトー・ド・プルミエ(はじまりの城)をアリューナとともに出たフミトは、めまいを覚えた。

 久々の部屋の外ということもあるが、それ以上にそこは異世界、フミトの知っている地球とは景色が一変していたからだ。

 だって、山。これ高さ何キロあるんだよ。バベルの塔かはたまた軌道エレベータか、頂上が宇宙まで伸びているとしか思えない細長い山がにょきにょき遥か彼方まで生えている。

 そしてその麓はジャングル。南米か!と突っ込みを入れたくなるような大木とツタとシダ類で多層構造になった湿った暗い森がどこまでも広がっている。

 そしてなぜか山々の中腹に巨大な湖が浮かんでいる。そう、浮かんでいるのだ。差し渡し数十キロの浮遊大陸というか岩でできた水盤がおおきなたらいのようにぷかっと浮かんでいる。そしてその端からは湖の水が滝となってジャングルに落ち、そのままジャングルを割って流れる大河になっている。いったい重力はどうなっとんねん!

 太陽は一つだ。それはいい。しかし同時に月が二個浮かんでいる。しかもかなりでかい。これは衛星じゃなくて三重連星というやつじゃないか。たしか3体問題は重力的に安定した解がなかったんじゃなかったっけ?けど浮遊湖があるんだから仮に斥力が働くとすると…いいや考えるのよそう。

 なんだかジャングルの中からは変な叫び声するし、さっきから空飛んでるのは鳥じゃないよなああれ…羽生えた猿かなにかのように見えるが…


「アリューナ、この世界は邪神によってこうなったのか?」

「いいえ、ここから見える景色は美しい現世(うつしよ)のままを保っております。この地はなんといってもはじまりの世界(ビギナーズワールド)ゆえ、邪神の効力はほとんど及んでいません」


 うん、だいぶ厨二口調が後退したな!いっしょけんめい念じた(イマジネーションした)甲斐があった。あのままだったらあまりにも残念美人だからなさすが精神世界よかったよかった。

 しかし自身のショタ転生は解除できないでいるフミトだった。してみるとやはりこの姿には重要な意味があって、やはりあの記憶がその根源なのだろう。

 にしても、こんな世界で生きていくのか?美しいといえば美しいのかもしれないが、ダイナミックすぎる。


 せめてネットがあればまだなんとかなるのに…

「ありますよ」


 アリューナの軽い答えにまたずっこけるフミトである。


「でなければ、フミトどのの世界にIMインスタントメッセージを届けることなど出来ませぬ。しかも続きはwebで、などと。嘘だったら詐欺じゃないですか」


 なんだかいやに口調が軽くなってるぞイマジネーションやりすぎかな?


「この世界では私のような神々の御遣い…天使とも巫女とも、その他の名称でも呼ばれる神の端末(メッセンジャー)が各地におり、ネットワークされています。とはいえ下々の者にはそもそもメッセンジャーのネットワークを使うことは出来ませんが、フミトどののような方ならそれも可能かと」


 おお、生体ネットPCなわけか!うーむナビ子かパーティーキャラかと思っていたが、そんな使い方もあったのかすげーぜアリューナ。


「で、どう使うんだよ?」

「この世界はイマジネーションの世界。使い方はフミトどのがご存知のはず」


 なるほど。イメージね。じゃあとりあえず検索ー。

 アリューナの腰辺りに半透明に輝く入力ボックスが開いた。ちゃんとカーソルキーも点滅している。

 キーボード。

 入力ボックスの下にキーボードが展開した。108配列だ。日本語も安心。


「よっしゃー検索:邪神」


 キーボードをカタカタ叩くとアリューナがうふんという声を上げた。くすぐったいらしい。エロいぞ。


 …邪神 じゃしん

 エクスアーカディア世界におよそ3年前突如現れた別世界の生命体(?)。非生命体という説もあるが未確認。

 確認された個体は12。エクスアーカディア起源でないことは明らかであるが、「どの」世界が起源なのかは不明。

 一方的に物理的な力で世界を破壊しており、平和的交渉(コミュニケーション)には反応なく成立せず。

 人間をはじめとするエクスアーカディア側の物理攻撃、魔法攻撃、神々による干渉、そのすべてが軽減される。

 完全に無効化されているのではないのは最初の邪神が人間の攻撃により倒された事実があることから明らかである。

 しかしながらエクスアーカディア側が排斥できたのはその1体のみで、その後の11体は現在もこの世界を破壊しつつある。

 1体目と2体目以降の能力格差から見て1体目は邪神側でも下級の斥候であったと思われる。

 彼らの目的は不明。なんらの要求も布告もないため不明。想像されるものはあるが、現状単なる推理にすぎない。

 邪神に真に対抗できる力はエクスアーカディア世界になく、別の世界から来た勇者らに頼らざるをえない。

 別世界からの勇者の召喚はすでに三万人を超えている。


「は、三万人!」

「はい、フミトどのの世界はもとより異次元世界は多数ありまして、あらゆる世界に対しもう毎日のように勧誘しておりましたから~」

「んじゃもういいんじゃないの!?そんだけ異世界の勇者がいたら邪神討伐も時間の問題でしょ?」

「そう思いますよね~」


 アリューナは満面の笑みで応えた。

 あっ、これはヤバイ。地雷踏んだヤバイヤバイヤバイ。


「ざんね~ん、3万人のうち2万9999人は邪神に瞬殺されました~」


 ぱんぱかぱーんという音響効果(SE)がつきそうなポーズで杖をくるくる振り回しながらアリューナが応えた。うーむ、これなら厨二病キャラのほうがまだマシだったかもしれん

 ベクトル違いの残念美人になってしまった。


「でも3万人目の勇者は生き残ってます。以来私たち神の遣いも召喚対象を厳選してますので、その後の勇者はどなたも死んでません、まだ」


 はなから厳選しろよそんなザルな基準であなたは勇者ですとか集められてお亡くなりになった3万人弱悲しすぎるだろコピーだからほんとに使い捨てじゃん…

 しかも『まだ』って怖いよまじかよ。


「邪神討伐の難易度がわかりましたよね~。てか邪神について詳しく教えるのはもう少し先にしようと思っていたのですがさすがはフミトどの、自力で検索されるとは恐れ入谷の鬼子母神。ではさっそくはじまりのダンジョンへ参りましょう」


 なんで入谷の鬼子母神なんだああそうかユウナそっくりアバターだからかというつっこみも出来ないままフミトはアリューナに洞窟の入口に連れてこられた。


「ここは」

「レベル1から3くらいのスライムとかオークとかがでる初心者向けダンジョン(チュートリアル)だよな!?」

「フミトどののおっしゃるレベルイメージは、フミトどののイマジネーションで造られた私にはなんとなくわかりますが、このダンジョンはレベル1から3くらいではありません。

 イメージ的には40から60あたりかと」

「なんでそれではじまりのダンジョンなんだよ~」

「そんな低レベルからのスタートで邪神どもにうち勝てるはずがありませんので」


 フミトはお亡くなりになった3万人の勇者に思いを馳せた。アーメン。


 ごおん。


 ダンジョンの入口が巨大な岩で覆われた。なにかの仕掛けがしてあったのだろう。これで外には出られない。

 さらに、ダンジョンの奥で何かが動きだしていた。


「3万人目以降の勇者は誰も死んでないんだよな?なぜだ!」

「3万人目の勇者が持つ強い意志の力、こころ(イマジネーション)が生み出す能力が邪神に有効だと判明したからです。

 剣よりも魔法よりも強い能力。それは勇者ごとに異なりますが、共通しているのは強い想いです。そしてフミトどのもそれをお持ちです。

 でなければ、そもそもエクスアーカディアからの神々のIMインスタントメッセージを感知することは出来ません」

「そうか。俺が持っている『それ』がなにかわかるのか?」

「いえ、今は。しかしこのダンジョンでのバトルでそれが顕現するはずです!」

「わかった!レベルカンストなめんな!」


 今は小2だが。


 洞窟の奥から大きな影があらわれ、近づいてきた。目が赤く光っている。強烈な殺意だ。

 豚人間(オーク)。人類の亜種で豚と人類の交雑種と言われている。身長2メートル、体重200キロを超える。でかい刀を持っている。両刃の剣だ。

 と認識した一瞬、間合いを詰められていた。

 パワー系だと思っていたがスピードも半端ない。

 小学生のフミト目線では視界全部がオークだった。どこにも逃げ場なし。

 巨大な両刃の剣が振り下ろされた。


(はえっ!コレがリアルバトルか!カンストなめんな言ってごめんなさいオーク様には勝てなかったよ…ってなにが3万人目以後は死んでないだヤバイ俺死ぬ!)


 かつーん!

 ここちよい音がして、フミトとオークのあいだに割って入ったアリューナが杖でオークの両刃の剣を受け止めていた。


「フミトどの、私とて先ほど実体化したばかりの未熟な存在にすぎません。お護りはしますが、フミトどののお力、お早く!」

「アリューナ!」


 アリューナはオークを押し返し一旦間合いは取ったものの再び踏み込まれ左右からの剣戟を杖で受けるのが精一杯だ。そもそも剣と杖では物理攻撃、物理防御に差があり過ぎである。

 右、左、アリューナもよく止めるが押されていく。杖には柄がないので剣を受け止めるには不利な形状だ。


「フミトどの、お力を!」


 んなこといわれてもなにをどすればいいんだよぉ!?

 ざしゅ!

 杖を握っていたアリューナの右手が切られた。鮮血が飛ぶ。ぱらぱらとこぼれる肌色の何かは、アリューナの指…!?


「あっ」


 アリューナが短い悲鳴を上げた。その機を逃さずオークがアリューナの左腕に斬りかかる。

 ごりっ!

 骨を斬る重い音がした。


 ああっ!

 呆然としていたフミトの意識がアリューナに集中した。

 アリューナがオークに斬り刻まれてしまう!

 アリューナが死んでしまう!

 ユウナの姿を持つアリューナが!

 ユウナ!

 ユウナの母性!


 …そうだ、あれは…


 遠い昔、幼き日。

 小学2年生だったある日のことだ。

 母親と駅前百貨店(デパート)に出かけたが、3階の婦人服売場ではぐれてしまった。

 たぶん母親はバーゲンに気を取られていたんだろう、思えば。

 大人であればその場を動かずに待つだろうが、幼いフミトは探して回った。

 歳の割に変にプライドの高いところがあったフミトは、近くの店員に声をかけることを良しとしなかった。だから迷子であることを隠すようにしてフロアを一周し、見つからないと上のフロアに登った。

 残念なことに、小学生低学年の体はデリケートだった。

 百貨店(デパート)のなかは冬暖かく、夏は涼しい。その日は6月の終わりごろだった。中年女性には適温かもしれないが、脂肪の薄い小学生には少々辛かった。

 おしっこが我慢できなくなったのである。

 母親を探しながら、かつ途中からはトイレも探しながら、フミトはひとりで店内を巡った。

 だがプライドがあっても所詮は子供。残念なコトに、フミトは6階の生活雑貨売場まで来たところで盛大にションベンを漏らしてしまったのである。


「あらあらまあまあ」


 生活雑貨売場の青い制服の店員…フミトから見ても歳の離れた姉くらいにしか見えない、たぶん入社したての若い女性店員が雑巾を持ってすぐ来てくれた。

 きれいなおねえさんだった。

 そんなおねえさんが自分の漏らしたおしっこを掃除してくれるのを見て、なんだか変な気持ちになった。


「そのままじゃ気持ち悪いよね~ちょっとこっちにおいで」


 バックヤードの救護室に連れていかれた。


「え…と、男の子(ぼくちゃん)だよね?ちょっと待っててね」


 しばらくしておねえさんは売場から子供用のパンツとズボンを持ってきてくれた。

 ズボンはなかなかお洒落なデザインだった。さすがデパートガールの見立てである。


「じゃあ着替えようか。ふきふきしたげるね」


 おねえさんは下着ごとズボンをずり下げると、濡れた場所をキレイなタオルで拭いてくれた。

 おチンチン見られた!

 フミトは恥ずかしいと思う一方、変なテンションが上がった。心拍数急上昇である。


「じゃあこれね」


 パンツとズボンを渡され、フミトは自分で着替えた。

 ちぇ最後までやってくれたらいいいのに。

 とうそぶいたものの、実際履かせられそうになったら照れて逃げまくるのがフミトであろう。

 店内放送で無事母親に再会したフミトはおねえさんにお礼を言って別れた。

 パンツとズボンはそのまま母親が買い取ってくれた。

 その後しばらくフミトのお気に入りになった。


 それから数年、フミトは機会があれば近隣のデパートに行った。

 その後はこんな事件は起きなかったが、やさしいおねえさんたちとキラキラした商品に囲まれるデパートは、まるで夢の国のように思えた。

 特に駅前デパートの生活雑貨売場の若い店員さんにはその後も何回か会った。

 おもらし事件は恥ずかしい記憶だったが、それ以上にお喋りをするのが楽しかった。

 店員と小学生だから、特に何の進展もなかったが。

 名前も聞かなかったな。

 名札(ネーム)はついていたが、漢字表記で小2のフミトには難しくて読めなかった。

 家族以外の女性と親しく話したのはこの頃が最後だった。

 数年後にヒッキーになって誰とも話すことがなくなるなんて、この頃はこれっぽっちも思っていなかった。


 フミトはこの記憶に精神(こころ)を集中した。

 不思議な力が体の芯から湧きはじめるのを感じた。

 わかったぞ。これが、これこそが俺の能力だ!


「駅前デパート・生活雑貨売場の店員!デッキセット!」


 フミトの前に四角いグリッドが形成され、そこにブルーの制服を着たキレイな女性の姿が描かれた。

 デパートガールのトレーディングカードだ。

 レアリティは星2つ…UC(アンコモン)

 そしてカードがみるみる大きくなり、カードの絵柄が成人とほぼ等身大になると、一瞬のきらめきの後女性が実体化した。


挿絵(By みてみん)


「いらっしゃいませ~!オーク様、何をお探しですか~?

 こちらのカトラリーセットなんかいかがでしょう?シンプルで飽きの来ないデザイン。それでいて銀製品ならではの華やかさがあり、お客様とのホームパーティには最適の人気商品でございます。最近少ない6客セットというのもポイント高いんですよ~」


 女性がパンタグラフ式のケースを開くと、ナイフ、スプーン、フォークがオークに向けて高速で射ち出された!


「ぐごー!」


 何本かは両刃の剣で叩き落としたが、さすが6客セット、数が多い。十数本が一直線にオークの顔や上半身に深く突き刺さった。

 右目をナイフ、左目をフォークがえぐっていた。グッジョブ。失明確定、かなり痛そうである。

 が、オークは戦意喪失どころか、逆に猛烈な咆哮をあげながらでたらめに剣を振り回してデパートガールに迫ってきた。

 絶許(絶対に許さない)オーラ全開のバーサーカーである。


「あらあら、お気に召しませんでしたか~。ではこちらの商品はいかがでしょう。包丁といえば堺、といわれるくらいの堺の出刃包丁です。日本刀のような刃紋が見事ですね~。名人の銘入りです。でもお手入れはきちんとおねがいしますね。鉄製ですので洗ったままだと錆びやすいです。使用後はフキンで水分を拭きとって、すこおしサラダ油を塗っておいて下さい。切れ味が悪くなったら砥石で研げば元通り。ご面倒な方は当店でもメンテナンスいたしますのでいつでもお持ち下さい。一生ものの堺の包丁。切れ味はご覧のとおり!」


 デパートガールの両手に包丁が出現すると、彼女は迫るオークと踊るようにすれ違った。

 音もなく、オークの両手が両刃の剣ともどもオークの体から離れた。

 さらにオークの首が斜めに傾いていく。

 ずどしゃ!ごん!どどーん!

 大地に両刃の剣が落ち、続いてオークの首が地面でバウンドし、そして残ったオークの体が倒れた。

 悲鳴すら上げず、オークは死んだ。堺包丁の切れ味恐るべし。


「ありがとうございました~!またのお越しをお待ちしております~」


 デパートガールはそう言うと、また一瞬きらめいて、もとの小さなトレーディングカードに戻った。

 カードはフミトのところまで飛んで戻ると、そのままフミトの胸に吸収されるように消滅した。


「さっすがです~フミトどの!これがフミトどのの能力(おちから)だったんですね!」


 ふと気づくと、アリューナが満面の笑みで手を降っていた。

 いつの間にか切られたはずの両手が治っている。


「あ、これですか~?そもそも私は神の御遣いなので治癒系は得意なんです。それにさっきのは切られたふりをしただけでしたし。てへぺろ」


 フミトを本気にさせるため幻想(イリュージョン)を発動させたのだ。

 さっきといいコイツの満面の笑みムカつく!


「とはいえ今のオークはレベル40の雑魚でしたし、パーティも組んでなかったですからね。

 本番はこれからですフミトどの!最下層のボスを倒さないとここから出られません!」


 フミトはたった今戦闘を間近に見て、さすがにつっこむ元気がなかった。

 リアルバトルはゲームとは違う。音や臭い、そして殺気。

 なによりモンスターこええあれで雑魚だってヤバイよマジでクエストボスとかどんだけよ。


「さあ、次行きましょう!2層目は魔法使ってくるのとかいろいろいて楽しいですよ」


 楽しくねぇーよ、ばか!


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