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株式会社ヒーロー  作者: ボサボサ
王と優しさと力
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狼達と怪獣王

目の前いるこの巨大な生物は何者を知る為に探りを入れる。

無闇に殺すわけにはいかない。

それは道徳と自分の主義に反する。

自分は周囲の人間にお人良しとか言われるが、人としての根本は決して捨てたくは無い。

人は追い詰められると親切心、優しさ、譲り合いを忘れてしまう。

それだけはしたくない。


「それでどんな言葉を我に聞かせてくれる?」

「単刀直入に言う、引いてくれ。これ以上の争いはお互いの為にならない」


ただ、黙って聞いている。


「人間はあなたが思っている程、残酷で身勝手な人間じゃない。

綺麗な心を持っている人もいる、それを解って欲しい。

確かに歴史の中で争いもしたかもしれない、それでも人間達は必ずその都度やり直しを下来た。

それを見て欲しい。だから、怪獣王よ…」

「それでは何故、人間同士の争いは消えないのだ?」

「それは、互いの主義主張の違いだ。だが、必ず分かり合えるはずだ」

「我が今まで人間共を見ていた中で和解、平和、慈愛などは存在しなかった。

それでも人間達は争いを止めると貴様は思っているのか?」

「そうだ、確かに人間と言う生き物は不完全で不安定な存在だ。

間違いを犯しても、その次は成功させる」

「そうだとしても、人間と言う生物が存在している限りこの星の命は削られ続ける」

「怪獣王よっ!そうだとしても、人間は必ず過ちは正すっ!」

「貴様の綺麗事は中々、面白みがあったぞ。だが、時間切れだ」

「ぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」


再び姿を現す、恐怖の権化。

シルバーナイトも初めて経験する、危機的事態に動揺を隠せない。


再び、数を数えるのを諦める程の大群が姿を現す。


「くっ…。やるしかないか」


奇跡のような事を起こせるヒーローだとしても、根本は人間だ。

他のヒーローや怪人達はとっくに限界を超えている。

自分がやるしかない。

この正体不明の化け物を説得できると思った、自分が恥ずかしい。


正直、先ほどの戦闘で大分力を使ったしまった。

後、どれだけ持つか解らない。


そんな絶望の中に後ろから爆発音が聞こえる。


「命がいくつあっもたりませんよっ!」

「良いぞっ!部長、もっとやれっ!」


対巨大生物用兵器を連射しながら、走っている三人組がいた。

株式会社ヒーローA市支社雑務課。

さらに補給を終えた、陸上自衛隊の戦車隊がその後から列を成してついて来る。


この光景を見た、怪獣王は驚きを隠せない。


「馬鹿なっ!貴様らはまだ、戦えるのかっ?!」

「うるせぇっ!」


シルバーファングがどこからともなく怪獣王の顎にアッパーをお見舞いした。


「えっ?!白牙君っ?!」


この出来事にランキング1位も驚いた。

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