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株式会社ヒーロー  作者: ボサボサ
王と優しさと力
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ヒーロー達と怪人達その九

その巨大で大木と錯覚する物体は口を開く。


「このおもちゃはお前達のおもちゃか?」


その巨大な手が海中から姿を現す。

その腕の中にはミスター艦長達が遠隔操作していた、無人機潜水艦を鷲掴みにしていた。


この光景を目の辺りした三人とクルー達は一瞬、「死」を確信した。

だが、腐ってもミスター船長とミスターダイバーはヒーローの端くれだ。

例え、この海で四肢が木っ端微塵になろうともこの事実を伝えなければいけない。

その使命感で胸の奥で熱い物が滾る。


その隣で何も同時ない、怪人クラブ最上位戦闘員鯨。

彼もまた、組織の上に立つ者として決して怯まない。

過酷な状況は何度も経験している、その方がやる気も出て来る。


世の中には面白い言葉を作る人間がいる、ピンチはチャンスと言う。

正にこの状況がこの言葉通りだろう。


「そうだ…」

「ほう…、現代の人間は奇怪な格好と道具を使うのだな」


空から降り注ぐ、重圧を帯びた言葉と声が三人に伸し掛かる。


「お前達人間はこれ使ってどうするつもりだ?」

「はっきり言えば、あんたを探していた」

「それで、この我を?はっははっ!この時代の人間は面白い事をするのだなっ!

前の人間達は我々を目にする度に恐れ、逃げ回った。だが、反対に我を探すとはな…。

今回は少しは勇敢で愚かなようだな」


その言葉だけで残すと再び海中に潜り姿を隠す。


「ミスターっ!!こちら、ミスターダイバー。応答願いますっ!ミスターっ!!応答願いますっ!!」

『そんなに慌てて、何か解ったか?』

「大変ですっ!馬鹿でかい怪獣が本土に向っていますっ!それに喋ったんですよっ!」

『待て、落ち着いて話せ。言葉話す、怪獣だと?』

「あぁ。内容はあんまり覚えてないが、とにかくあいつはまずいっ!直ぐに政府と自衛隊に連絡をしてくれっ!

相手の画像と映像を送るっ!詳しくは合流してから話そうっ!」


「昨日、話した事は事実か?二人共?」

「あぁ。正直、ちょっとちびったぜ。あんな馬鹿でかい、怪獣がいるとは想像もしてなかった」

「だが何者かが、出現する怪獣を操っているのは解っていたいたが、まさか怪獣の長がいるとは…」

「俺も鯨と見つけた時は目を疑った、とにかくでかい」

「とにかく、二人が無事で良かった。それより、鯨は?」

「あいつはボスの所に報告に行くって戻ったぜ」

「そうか、今回は二人に迷惑をかけた。報酬はそれなりに出すつもりだ」

「ありがたい話しだが、それより早く対処した方が良い。本土に上陸する前に」

「それと気になる事も言ってたな、現代の人間とか何とか…」


このダイバーの言葉でミスターは一つの仮説を頭の中で立てた。

その怪獣の長は古代より、この地球に存在しているのではないかと。


その仮説は現実の物となる。

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