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株式会社ヒーロー  作者: ボサボサ
王と優しさと力
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ヒーロー達と怪人達その四

ヒーローと怪人クラブの初めての共同作戦により、怪獣を見事に撃破。

これにより、翌日の新聞に小さく掲載された。

だがネット上には大きく騒がれ、賛否両論。

テレビのニュースには取り上げられなかったが、ブラウン管に登場するのも時間の問題だろう。


「主任、やりましたねっ!」

「あぁ、これであの俺達もヒーローっすよっ!」

「おい。お前ら、何騒いでる?」

「おはようございますっ!統括っ!」


サイコが捕まってから、新しい怪人クラブA市支部統括。

怪人トルネード。


「トルネードさん、おはようございますっ!おい、全員並べっ!」

「良し、これか朝礼を始める」

「バット、昨日の報告をしてくれ」

「はいっ!昨日の正午、怪獣が街の中で出現。ミスターマッスルと撃破、以上です」

「それでこちらの被害は?」

「被害はなしですっ!」

「良し。次の話に移ろう、全員知っていると思うが我々とヒーロー達は同盟関係だ。

だが、浮かれるなよ?我々はヒーローではない、それに彼らとは友達になったわけではない」


この言葉を聞いていた、バット含め他の戦闘員は疑問を抱いていた。


「以上で朝礼は終わりだ、業務に入ってくれ」


その頃、株式会社ヒーローA支社の会議室で会議を行われていた。


「昨日で共同作戦は上手く行ったわけですが、今後の方針はどうされます?」

「そうだな、方針は変わらない」

「ですが、奴らは我々の敵ですよ?信用できますか?」

「お前の言う事は十分に理解できるが、こちらが信用しなくてどうする?」

「マッスル、昨日の共に行動した怪人はどういう奴だった?」

「良い奴でしたよ。バット振り回して、暴れてました。怪人クラブは信用できなくても、あいつは信用できます」

「マッスル、もっと具体的な情報はないのか?ただ良い奴と漠然としすぎている」

「だんな、確かにあいつらは俺らの敵だが、今は俺達の味方なんだ。一方的に怪しいとか信用できないとかはないぜ。

社長も言ってるだろ?信用しようって?だんなも今度一緒に俺と来るか?」

「そうさせてもらおう。自分の目で確かめたい」


三人が会話をしていると急に警報が鳴り響く。


『緊急警報っ!!緊急警報っ!!怪獣出現っ!!繰り返すますっ!』


「早速、お出ましか…」


出現した怪獣の数は20体。


「おいおい、マジかよ…。何かの冗談だろ?どうにかなるか?」

「それをどうにかするのが我々の仕事だろ?」


二人の前には巨大な敵が群れを成して、弱者に牙を向けようとしている。


「「ぎゃおおおおっ!!!」」


二人は腹を括り、構える。


「また、会ったなっ!兄弟っ!」

「バットっ!来てくれたのかっ!」

「あぁ、当然だろ?」

「はぁ~、主任。本当にやるんですか?」

「当たり前だっ!全員、突っ込むぞっ!」

「おいおい、部下を殺す気か?バット?」

「あぁん?俺のやる事に指図すんのか?わかめ野郎?」

「君と私は同格だと忘れたか?君達は住民の避難を頼むよ」

「解りましたっ!わかめカッターさんっ!」


怪人わかめカッター

レベル中


「強そうな怪人が助っ人に来てくれたぜ。だんな、これで信用できるだろ?」

「そうだな、少しは信用しても良いかもな」

「君達、口に気をつけろよ?私達は上の命令で動いてるんだ。君達を助けるわけじゃない」

「良いから、行くぞっ!でかぶつがこっちに来てるぞっ!」


三人の人間と一体の怪人が強大な敵に立ち向かい、それを排除。

この光景は誰もが目を疑うが、現実に起きている事が長年敵対同士だった組織が手を組み協力をしている。

誰もがこの姿を美しいと感じ、誰もが感動をするだろう。


「見てくださいっ!ヒーロー達と怪人が怪獣と戦っていますっ!」


綺麗事だと吐き捨てる者もいるだうが、それで良いのだ。

この報道で世間が怪人クラブを見る目が変わって来る。

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