表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
株式会社ヒーロー  作者: ボサボサ
最終章人間とは
123/124

ボス対ミスターその九

この感情を抱くのは久しぶりだ、昔の上司を思い出して腹が立って仕方がない。


「貴様っ!私の言っている事を理解しているかっ!

私はこの世界から争いを無くす事が出来ると言っているのだぞっ!

この腐った世界を綺麗なモノすると言っているんだぞっ!」


途中から内容が耳に入らないと言うよりも、聞かない。


「くっ!お前は一体、何者だっ!」


前進する、平和を乱す怪人を成敗する為。


「こっちに来るなっ!」


黒い波動が襲いかかるがそんな物は気にならなかった。


「何故、お前は進んでくるっ?!能力は消したはずだっ!何なんだっ!」

「私はヒーローだっ!」


懐に入ったと同時に顔面に右ストレートを全力で叩き込む。


「ぐぅっ…」


右ストレートを顔面に受け、数メートル吹き飛ぶ。

壁にのめりこみ、悪魔の様な姿が普通のおじさんに戻る。


「ごふっ…」


何十年ぶりに口から吐血する。

こんな気持ちは久しぶりだ、他人に殴られ痛みを感じる。

目の前には赤い鎧を着たヒーローが自分に止めを刺すを為に一歩とまた一歩と近づいて来る。


「おい、あんたっ!」

「殺すならささっと殺せ…」

「殺す訳ないだろうっ!」


この言葉に驚きと言う感情が湧いて来る。

今まで、自分が身を置いていた世界は何かする度に殺して、死んで、死ぬ。

とにかく、誰かの命の奪い合い。


「さっから聞いてれば、世界の正体がどうのこうの言ってるがそれはあんたの思い込みだっ!

あんたに何があったか何て俺には解らないっ!それに世界征服するって子供染みてるっ!

自分の思い通りにならないからって、他人の暮らしを壊すなっ!

他人の幸せを壊す権利は誰にも無いんだっ!」


この私が説教をされている、ぽっとでの新人ヒーローにだ。

だがこの男のには、涙が流れていた。


「それにあんたは世界を管理して、あんたの心配は誰がしてくれるんだ?

あんたは組織のリーダーなんだろ?部下とそれにドラゴン君もいる。

人は一人で生きて行けないんだ、どんなんにかっこつけてても」


この言葉に完全に心が折れて、負けを認めた。


「ふっ、ふっははははっ!そうか、私の心配かっ!

お前は面白い事を言うんだなっ!ミラクル、お前は良い部下を持ったなっ!

私の負けだ、逮捕でもしてくれ」


怪人クラブが起こした、国家転覆事件はレッドウルフの手によって終幕を迎えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ