世界征服と悪意と正義その十一
「外の様子はどうだ?」
「はい。この会社を取り囲んでいた、怪人達は一旦引きました」
「そうか。これより、我々は国会議事堂へ向うぞ」
地下駐車場で待機している、ミスター達。
怪人達に道を塞がれ、出発する事が出来なかったのだが、
怪人コピーが敗れた事により敵の指揮に動揺が見らる。
この隙で会社から、出発する。
『待って下さいっ!』
「あれは…」
車内モニターから映し出された、人影。
「俺も連れってて下さいっ!」
車の前に陣取り、出発を遮る。
「ドラゴンっ!良いから、そこをどけっ!」
「白牙さんっ!俺も連れってて下さいっ!」
すると車のドアを開け、ミスターが降りる。
「ドラゴン君、我々の行く所が解っているかね?」
「父の所にですよね?」
「あぁ、そうだ」
「だったら、なおさら…」
「君はボスの息子だ。彼と戦えるか?」
「俺が信用できないんですか?」
「そうじゃない、君は今では立派なヒーローだ。
成果も挙げてる、人気もある、それにグッズも。
我々はチームだ、それに相手は親族だ。いくら、血が繋がっていなくても。
それと最高幹部達の兄弟同然だろ?親族達と戦えるのか?」
「はい…」
その目は真っ直ぐで澄んでいて燃えている。
ミスターは全て知っている、彼が自分の家族と戦う意志と覚悟があると言う事も。
裏切らない事も、解っている。
だが、確認したかった。
「解った、乗れ」
ドラゴンを加えた五人で怪人クラブ頭目ボス攻略を開始する為、国会議事堂へ向う




