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株式会社ヒーロー  作者: ボサボサ
最終章人間とは
109/124

世界征服と悪意と正義その六

「おい、ミスター。今なんて言った?」

「君にここの指揮を頼みたいと言った」

「どうして、俺に?指揮だったら、あんたがすれば良いだろう?

それに俺は傭兵だ、指令長なんて…」

「君の師はおばさん将軍だったね?軍略、戦略は習っているはずだ」

「何で、そんな事まで知ってるんだ…、そうだ。俺の師は確かにあのばあさんだ」

「良し、なら君に指令長官を任せたい」

「ちょっと待て、あんたはどこに行く気だ?」

「私はボスの所に行く」

「ちょっと待てっ!それこそ危険だぞっ!」

「心配ない、一狼と加藤君を連れて行く」

「たった二人部下を連れてかっ?!」

「私にはやらぬばならぬ事がある…」


その目に見えない迫力と気迫と肌を痺れされる。

それに圧倒され、従うしかない。


「解った、だが上手くできるか解らないぞ?」

「頼む…。私はこの二人と準備に入る」


ここまで頼むと言う事は口に出来ない事情があるのだと、この場の三人は察する。


「ちょっと待ってれミスター、俺はどこで指示を出せば良い?」

「一緒に着いて来てくれ」


四人は司令室に向う。


「ここに来るのは久しぶりだな」

「こんな場所あったんですか?へぇ~」

「お前ら暢気だな」

「室長、彼が話していた。ミスタースパイ、今は緊急事態だ。

自己紹介は後回しだ、状況は?」

「はい、今ビル前で硬直しています」


巨大モニターで映像が映し出されている。

映像越しで見える状況からでも、緊迫感が伝わった来る。


「全員にインカムは渡してあるか?」

「今、手が空いているヒーローに」

「おいおい、マジかよ。相手は本気かよ」

「あの黒いスーツってなんなんでかね?」

「あれは恐らく、内が開発したスーツを元にして作ったんだろう。

我々も準備に入ろう、行くぞ二人共」

「了解」

「解りました」


三人はボスを止める為、敵の本拠地へ向う準備をする。


「前線にいるヒーロー達、聞こえるか?」

『指令はミスターじゃないのか?』

「俺はミスタースパイだ。ミスターからこの防衛線の指令官代理を頼まれた。

俺の指示は絶対に守ってくれ、必ずこの状況を打破する。ミスターサムライ」

『解った』

「まずは隊列を作る、攻撃型のヒーローはサムライを中心に全員前に並べ」


モニターにその映像が映し出される。


「室長、上空からの映像も出せるか」

「はい、もちろん」

「これから作戦を開始するっ!」

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