世界征服と悪意と正義その三
「マッスルパンチっ!」
お得意の必殺技が黒い鎧に炸裂するが、掠り傷付かない。
「何っ?ただの飾りじゃないな?ん?」
ミスターマッスルが関心していると、腕が掴まれる。
「この力は…、だがこの程度で俺は止められないぜ?」
掴まれている腕をさらに押し込む。
これは押して駄目なら、引いて見ろの理論だ。
黒い鎧は吹き飛んだが、次から次へと襲って来る。
「中々、頑丈みたいだなっ!それ位の度胸が無いと俺とは戦えないぞっ!
マッスルハイパータックルっ!」
黒い集団は両腕で防御をするが少し、後ろに下がる。
「ふんっ!」
背後から、バットが振り下ろされるが氷の腕で防がれる。
「あんたの相手はこの俺だ」
「小僧が…」
バットを弾き、右手を敵の腹部に直撃させる。
「その程度、効かんわっ!」
「これはどうかな?」
足元を凍らせる。
「同じ手を何度も…、何っ?」
「さっきより、質を上げてある」
広範囲で地面を凍らせ、相手の太ももまで凍らせる。
「おいっ!寒いぞっ!」
全身が氷と炎に包まれている。
ミスターアイス&ファイアー、アタックモード。
「降参しろ」
「はっ?お前名に言ってんだ?俺が降参するわけないだろうがっ!」
氷を砕き、アイス&ファイアーハンドがマッスルの元に吹き飛ぶ。
「動くな。投降すれば、手荒なまねはしない」
パワードウルフが銃を付きつける。
気づけば、ヒーロー達が鬼バット達を取り囲んでいてた。
この状況に奥歯を噛んでいると同時に焦りが加速する。
「俺だってな、お前らと戦いたくないんだっ!俺はヒーロー達を仲間だと思ってるっ!」
「おい、ちょっと待て。どういう事だ?」
「女房、子供を人質に取られてるんだよっ!お前とこの会社を潰して来いとボスからの指示だっ!
従わなければ、家族を殺すとなっ!」
「解った、あんたの身柄はこちらで保護する」
「そう言う問題じゃないんだっ!」
再び、バットを振り下ろす。
「止めろっ!」
「良いかっ!斉藤、これだけ教えておくぞっ!皆、洗脳されてるぞっ!」
『国民の皆さん、こんにちは』
突然、街頭テレビからボスの姿が映し出される。




