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ロシア正教会セルギイ宣言

作者: アドベント
掲載日:2026/05/18

ロシア正教会が政府への恭順を誓った宣言。ロシア国内だけでなく、管轄下にある正教会にも批准を求めている。日本ハリストス正教会も、ロシアの管轄下にある。 21世紀のプーチン政権下でもロシア正教会および日本ハリストス正教会の立場は変わらない。

神の慈しみにより、しもべたるニジニ・ノヴゴロド府主教セルギイ、総主教代行および臨時総主教聖シノド。


至高なる牧者(主教)たち、神を愛する牧者たち、尊き修道士たち、そして聖なる全ロシア正教会のすべての忠実なる子供たちへ。


主にあって喜べ。


亡くなられた我らの至聖なる父、総主教ティホンが永眠の前に抱かれた懸念の一つは、我らのロシア正教会をソビエト政府に対して正しい関係に置き、それによって教会に完全なる法的かつ平和的な存在の可能性を与えることであった。永眠の際、至聖なる父は「あと3年ほど生きる必要がある」と言われた。そして、もし予期せぬ死がその主教としての働きを中断させなかったならば、彼はこの事を最後までやり遂げたであろう。残念ながら、様々な状況、特にソビエト国家の国外の敵による活動——その中には我が教会の平信徒だけでなく、その指導者たちも含まれていた——が、政府の中に教会活動家全般に対する自然かつ正当な不信感を呼び起こし、至聖なる父の努力を妨げたため、彼は存命中にその努力が成功を収めるのを見る運命にはなかった。


今、我が教会の首座主教の臨時代行となるクジが、再び不肖なる私、府主教セルギイの上に落ちた。そしてそのクジにより、亡き父の業を継続し、我らの教会事柄の平和的な整頓にあらゆる手段を尽くして努める義務が私に課せられた。私と共に正教の牧者たちも共有しているこの方向への私の努力は、結実していないわけではない。私の下に臨時総主教聖シノドが設置されたことで、我が教会の管理全体をしかるべき体制と秩序に導く希望が強まり、法の範囲内における我らの平和な生活と活動の可能性に対する確信も高まっている。


今や、我らの熱望の目標にほぼ到達せんとしている時に、国外の敵の活動は止むことがない。殺人、放火、襲撃、爆破、そしてそれに類する地下闘争の現象が我々の目の前にある。これらすべてが生活の平和な流れを乱し、相互不信とあらゆる猜疑の雰囲気を作り出している。それゆえ、教会の利益を大切にし、教会を合法的かつ平和的な存在の道へと導きたいと願う我らすべてにとって、今や、我ら教会の活動家がソビエト国家の敵でも、その陰謀の狂った道具でもなく、我らの人民、我らの政府と共にあることを示すことが、より必要であり、義務となっているのである。


これを証しすることが、本件の我ら(私とシノド)の回章の第一の目的である。次に、本年5月、私の招きと当局の許可により、署名者一同(まだ到着していないノヴゴロド府主教アルセニイと、病気のため欠席のコストロマ大主教セヴァスチアンを除く)から成る臨時総主教聖シノドが組織されたことを通知する。全ロシア正教会の管理に関する活動を開始する許可を求める我らの請願は成功を収めた。今や、我が正教会は連邦において、カノン(教会法)上だけでなく、世俗法においても完全に合法的な中央管理組織を有している。そして我々は、合法化が徐々に教会の低層管理、すなわち教区や郡などにも広がっていくことを希望している。このようにして我が正教会、その聖職者、すべての教会活動家および機関の地位に生じている変化の意味とすべての帰結を説明する必要はほとんどないであろう……。我が聖なる教会のためにこのように計らわれた主に、感謝の祈りを捧げよう。ソビエト政府に対しても、正教徒の霊的必要に対するこのような配慮に、全国民的な感謝を表明し、同時に、我々に与えられた信頼を悪用しないことを政府に保証しよう。


神の祝福を受けて我らのシノドの働きに着手するにあたり、我らは我ら自身、および教会代表者全般に課せられた課題の大きさをはっきりと自覚している。我らは、単なる言葉ではなく行動において、ソビエト連邦の忠実な市民であり、ソビエト権力に対して忠誠ロイヤリティを尽くせるのは、正教に無関心な人々や裏切り者だけでなく、正教を真理および命として、そのすべてのドグマ、伝統、カノン、礼拝様式と共に大切に思う最も熱心な信奉者たちもそうであり得るのだということを示さねばならない。我らは正教徒であり続けながら、同時にソビエト連邦を我らの市民としての祖国ロージナと認め、その喜びと成功を我らの喜びと成功とし、不運を我らの不運とすることを望む。 連邦に向けられたいかなる打撃も、それが戦争であれ、ボイコットであれ、何らかの社会的災厄、あるいはワルシャワのような卑劣な殺人であれ、我らへの打撃として自覚される。正教徒であり続けながら、我らは、使徒が教えたように(ローマ13:5)、「単に刑罰を恐れるからだけでなく、良心のゆえに」連邦の市民であるべき義務を記憶している。そして、神の助けと、皆様の共通の協力と支持により、この課題が我らによって解決されることを希望している。


我々を妨げ得るものは、ソビエト政権の初期においても、忠誠の原則に基づく教会生活の構築を妨げたもの、すなわち、我が国で起こった事柄の重大性に対する自覚の不足だけである。ソビエト権力の樹立を、多くの人々は何らかの誤解であり、偶発的でそれゆえに短命なものと考えていた。キリスト者にとって偶然などというものは存在せず、我々の場所で起こったことにも、他と同様、常に神の右手が作用し、各民族を定められた目的地へと絶えず導いていることを忘れていたのである。「時代の兆し」を理解しようとしない人々には、正教を捨てることなしに、以前の体制や君主制と決別することはできないように見えるかもしれない。こうした一部の教会界隈の気分は、言葉や行動に現れ、ソビエト政府の猜疑心を招き、総主教が教会と政府の平和的な関係を構築しようとする努力を停滞させた。使徒が、我らが自らの敬虔に従って「静かで穏やかな生活を送れるのは、合法的な権力に従う時のみである(テモテ一 2:2)」と教えているのは理由なきことではない。さもなくば、社会から去らねばならない。我が正教会のような巨大な社会が、その組織全体を伴いながら、権力から閉ざされて国家の中に平穏に存在できると考えるのは、書斎の空想家にすぎない。今、我がパトリアルヒヤ(総主教庁)が、亡き総主教の遺志を遂行し、断固として、また引き返すことなく忠誠の道に立つ以上、前述のような気分を持つ人々は、自分自身を折り曲げ、政治的同情を家に置いてきて、教会には信仰のみを持ってきて我らと信仰の名においてのみ働くか、あるいは、もし自分を即座に折り曲げることができないならば、少なくとも一時的に事柄から離れて我々の邪魔をしないようにしなければならない。我々は、彼らが権力に対する態度の変化にすぎず、信仰と正教的キリスト教生活は揺るぎないままであることを確信すれば、再び、そして極めてすぐに我らと共に働くために戻ってくることを確信している。


現在の状況下で特に深刻なのは、移民と共に国外に去った聖職者の問題である。国外の我らの一部の司牧者らによる明らかな反ソビエト的言動は、政府と教会の関係を著しく害し、周知の通り、亡き総主教をして国外シノドを廃止せしめた(1922年5月5日)。しかし、シノドは今も存続し、政治的に変化せず、最近では権力への野心によって国外の教会社会を二つの陣営に分裂させてさえいる。これに終止符を打つため、我々は国外の聖職者に対し、そのあらゆる社会的活動においてソビエト政府への完全な忠誠を誓う書面での義務(誓約)を求めた。そのような義務を負わない者、あるいはそれに違反した者は、モスクワ総主教庁の管轄下にある聖職者の構成から除外される。このように境界を引くことで、我々は国外からのいかなる不測の事態からも守られるであろうと考えている。他方、我々の決定は、多くの人々に、自らの故郷の教会および祖国と決別しないために、ソビエト政府との関係の問題を見直すべき時ではないかと考えさせることになるかもしれない。


我々は同様に重要な課題として、第2回教会会議の準備と招集を考えている。この公会議は、臨時ではなく恒常的な中央教会管理組織を選出し、また、ハリストスの衣を裂くすべての教会権力の「略奪者」たちについても決議を下すであろう。招集の順序や時期、議題、その他の詳細は後に策定される。今、我々は、将来の公会議が我が教会の内部生活における多くの切実な問題を解決すると同時に、その公会議的(ソボール的)知性と声をもって、我々が着手した「我が教会のソビエト政府に対する正しい関係の構築」という事柄に最終的な承認を与えるであろうという強い確信を表明するに留める。


結論として、至高なる牧者たち、牧者たち、兄弟姉妹の皆様、それぞれの分に応じて、我らの働きへの共感と協力、神の業への熱意、聖なる教会への献身と従順、とりわけ我らのための主への祈りをもって我らを助けてくださるよう切に願う。主が、その聖なる名の栄光のために、我が聖なる正教会の有益のために、そして我ら共通の救いのために、我らに課せられた業を成功裏に、かつ神に叶う形で成し遂げさせてくださるように。


我が主イイスス・ハリストスの恩寵おんちょうかみちちあい聖神せいしんまじわり、もろもろなんじともらんことを。アミン。

1927年7月16日/29日


総主教代行 府主教セルギイ


臨時総主教聖シノド委員:


トヴェリ府主教セラフィム


ヴォログダ大主教シルヴェストル


ノヴゴロド教区管理・フティニ大主教アレクシイ


サマラ大主教アナトリイ


ヴャトカ大主教パウェル


モスクワ教区管理・ズヴェニゴロド大主教フィリップ


ハリコフ教区管理・スムィ主教コンスタンチン


事務局長・セルプホフ主教セルギイ

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