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洞窟の探検

暇潰しの作品

どうも皆さんこんにちは、もしくはこんばんは、それでもなければおはようございます。現在、洞窟が減る、もしくは開発され尽くされて良い洞窟というものが減ってしまいました。私は趣味で洞窟に潜っているのですが最近だとある1つの洞窟にしか潜っていません。本当に魔法と科学がなぜか上手い具合に共存し技術力が上がっていくだなんて誰が信じられたことなんですかね。というか急に科学発展しすぎなんですよ。なんで城と城下町のあるようなところに、所謂近代的で近未来的で場所外れなビルディングがあるのかって話。この洞窟だって町からだいぶ離れたところにあるし…豊かな自然と森の中の洞窟…良いですよね。

さて、と、話し言葉は一端の区切りをつけるとします。


この洞窟…最近の私が潜っている唯一の洞窟。以前までは、自然も洞窟も動物も魔物だってそこらじゅうにうじゃうじゃと存在していたはず。魔法ばかりだった生活は終わりを告げ、世界は絶賛科学に包まれている。とはいっても前述した通り今は共存状態。魔法と科学が均衡を保てている。ただどちらかというとまだ魔法の方が力としては強く戦争では銃火器も少なく、魔法が飛び交う。大きな国がする戦争だとそれはもう、えげつない兵器を有しているそうな。

「ま、私にはあまり関係ないんだけどね。」

ただ、前述したように力としては魔法が強い。正直そんじょそこらの魔法が銃火器に勝てるはずもないのだが魔法にも強度がある。強い魔法が使える人は髪の色が紫。逆に色が抜けている髪を持つ人程強い魔法は使えない。要するに紫色が最強。まあ、紫の髪の人は、多勢に無勢で殺されちゃったりなんやらが過去にあってほとんどいないんだけどね。流石に最近だとそんなことはホントに滅多にない。

「思ったんだけど、青と赤だとどっちが強いんだろ。」

そんなことを考えながら洞窟の奥へと足を進める。この洞窟は何もない。開発されてもない。魔物もいない。ただの綺麗な洞穴だ。私にとってはここは憩いの場だ。静かで綺麗でこんなに落ち着くところはない。その上トカゲやらの爬虫類、両生類辺りはそれなりに生活している。そういった生物を観察するのはそこはかとなく時間を消費させられる行為だ。

「今日は此処まででいいかな。」

そう呟き持ってきたピッケル(ほぼ護身用)とシート、それからメモ帳を取り出す。ランタンに灯をともし(こっちの方がデジタルより雰囲気でるからすき)辺りの生物の観察を開始する。

「……………」

い…いない…。確かにこの洞窟には動物はほとんどいない。ただ小型の生物くらいは沢山いたではないか。

「深いところに潜りすぎたかな…」

実のところこの洞窟の最深部にはたどり着いたことがない。意外と深い洞窟なようでただの洞窟ファンガールというか落ち着きたいガールには少々キツイ。流石になにもいないのは寂しい。そこで

「この洞窟流石に開発され切ってるはずだし…特に危険はないよね。」

と、考えランタンの火を消し懐中電灯をつけ、ピッケルを拾い上げ更に奥へと向かう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫く歩き続けると道が段々と険しくなってくる。さっきまでのあんなに整備されていたのに急にこんなに凹凸の道になるのは、正直言って体力的な問題が出てくる。

「というかなんでこんなに荒々しい形になってんだよ。この洞窟まさか攻略されきってないの…?」

いやいやいやいや。確かにこの洞窟は目につきにくいところでもある。ただそれは、一般人にとってだ。しかも今はいくらでも探す手段はある。疑問点が多い。仮に、もしこの洞窟が攻略されていないとしたら危険すぎる。この時点で探索をやめ、引き返すべきだ。

そういえばドラゴンとかの危険度の魔物が発見された場合その洞窟は攻略、開発が共に中止されるらしい。

洞窟は基本攻略部隊が最深部まで攻略してから開発という流れなのだ。

「いやな考えが頭をよぎっちゃうなぁ。というかドラゴン級の危険度の奴がいるってことだよね。確実に」

怖い。怖いはずなのに…!知的好奇心が止まんない!一目だけ、一目だけ目に納めておきたい。

好奇心とは奇怪を好む心とも読める。つまり人間という生物は好奇心に支配されずにはいられないのだよ!

そこからは迷いを捨てどんどんと、それはもうまるで迷路の地図でも持っているかのように進んだ。何度か別れ道もあったものの、私をそんじょそこらの宝探し好きの子供と一緒にしないでもらいたい。こんなもの洞窟の壁の匂いや地面のへこみ具合で大体分かる。生憎別れ道で不正解を選んだことがないのでね!最深部に近いところまで歩き続けた。なぜ最深部まで行かないのかという疑問についてはすぐに分かることと思う。

「うわぁ…なにこれぇ…最悪ぅ…」

こんな言葉しかでないような、というか普通なら絶句して失神してもおかしくないような景色を私は目の当たりにしてしまった。洞窟の恐らく最深部近く、広い空間に出た私の視界に飛び込んだものそれは

「骨だ。形状的に動物以外の大型の魔物の骨も。なんでこんなところに白骨死体の山なんかが…」

正直、怖じ気づいた。だって普通に生活していて白骨死体なんか見る機会そうそうないもん。あってたまるか。どんな抗争地帯だ。いやまあ確かに町や街や都市とかで最近だと抗争起きてるらしいけど(殺し屋のチームだかヤクザだかの仲があまりよろしくないらしい)。そんなことは関係ない。この空間をの奥の壁に洞窟にはありがちな壁に同化した扉がある(こんなもの私にかかれば簡単に見分けられる)。

「ドラゴンではなかったのかぁ。なんか期待はずれ感否めないなぁ。」

そんな不満の言葉を漏らしがら、しかしこの先のものに期待を募らせながら扉を押す。が、開かない。

いやいや、普通に考えれば分かるでしょ。こういうのが鍵もなにもかけられてないなんてことあり得ないし。まぁ、想定内。恐らく魔法の呪文やら道具やらで開けるのが正攻法なのだろうけど。私はそんなことはしない。何故なら面倒だから。

「初めてこれを持ってて良かったと思えるよ」

私はそう言い背負っていたピッケルを構える。そう、大体察しがつくと思う。扉を壊す。この扉を作った人もあまり頭が回る方とも思えない。隠すのに意識をさきすぎたのか壁と同じ素材、岩で隠し扉を作るだなんて。どのくらい分厚い扉なのかは知らないけど扉ならばそこまで分厚く作りはしないだろう。仮にそうだったとしても時間をかければいづれ破壊できる。

そんなことを考えつつピッケルを振り続ける。

…何時間か経っただろうか。かなり疲れた。しかし、無事に扉の破壊を達成した。

「先に進もう」

相変わらず独り言の多いことと自分でも思いながらそう言い進む。

扉の先にはなんともまぁというべきか。巨大な…水晶や鉱石が綺麗に光を発していた。発光する鉱石というものはかなり珍しいはずなのだけれどこんなにあるなんて。しかし不思議だ。発光する鉱石は魔法と科学、どっちにも使える高級で高価で便利なものだ。しかもこのサイズこの量となると洞窟の外からでも簡単に検知できるはず。それなのに何故ここまで潜ってこなかった?そこだけが不思議過ぎる。奇怪と言っても差し支えないほどに。

疑問に対して考察を続けつつ歩みを進める。幸いこの空間はあまり広くない。空間の端には直ぐに着いた。端にも巨大で綺麗な結晶。ただ一つ違うところがあるとするならば…結晶の中に人のような形が見えること。

「……!」

驚愕する。こんな事例聞いたことがない。というかあり得ない。結晶の中に…人だって?結晶や鉱石類は長い時間を経てやっとできるものだよ?その中に人が入るなんて…。やりようによっては不可能とは言えないもののあまりにも非現実的な時間がかかるはず。それなのに…なんで…。

この時私は軽いパニック状態にあった。そんな状態のなか急いでピッケルを持ち結晶に振り下ろす。

「痛ッ」

ピッケルを勢いよく思い切り力を込めて振り下ろした。しかし削れたのは今握っているピッケルだった。

かなり古びていたし、仕方のないことではある。問題はそこではない。少し削れた結晶の面から赤い液体のようなものが流れ出てくる。

「なに…これ…血?いやでもそんなわけ…大体血がたまってるなら見えるはず…」

この時私は思った。意外と私はビビりだったらしい。赤い液体。その真紅のそれは、意思を持ったかのように斜面も地面のへこみもあるのにも関わらず、私の方へ、向かってくる。

「へ…?あっまずっ」

やっと冷静さが頭に戻る。地面を蹴り、走り出す。壊した扉を通り来た道を引き返す。白骨死体の空間を抜けまだ走り続ける。あれは何かがまずい。具体的になにかは分からないし、あの液体がどう言ったものなのかも知らないけど、とにかくまずい。触れたら、触れてしまったら今まで通りの生活が出来なくなるような。そんな気がした。この生活が奪われるようなことがあれば私は即座に国家転覆を企んでも良い。そんなレベル。

「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」

走りながら自然とそんな言葉が出てくる。全力疾走中に言葉を発するなんて自殺こういと分かっていても自然と出てしまう。

ここで足を止める。確かに走りつかれている。ただ身の危険が迫っているなか休憩をするようなバカではない。

「み…道が…ない…!?」

肩で息をしながら、目を、首を、体を動かす。道を探せ道を見つけろ道を…。

紅い液体は直ぐそこにいた。

設定考えるのが面倒だなぁ。

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