イカサマの飛び級
「そう言えば逢凪自分の能力も知らないのに何でもあんなに早く走れたの?」
「呪い」
「へっ?」
「『全シミュレーション』簡単にいえば、思考を加速させ1つ1つの行動に起こるすべてのパラレルを瞬時にシミュレーションして自分に都合のいい未来にする為の未来視の様な物に、副産物として思考の加速と共に身体能力アップがある」
「それ能力じゃないの?」
「違うと思う生まれつきある」
らしい、これも幽花に教えてもらった。
「へぇーじゃぁ能力と言う物をこの世界に追加するアップデート前のβテストに選ばれたんだーそして正式アップデートが来てもそれが残ってて能力が2個あると」
「そんないいものじゃ無いよ」
そうこれは言うなれば代償強化脳を85%以上まで使っているしかも自身の演算速度、処理速度も必要だしその上1日10分が限度それ以上使うと脳が焼き切れる可能性がある。
「そいえば能力の真実やらなんやら調べるの手伝え言ってたけどどう調べるの?」
「ん?そんなの研究所とか政府の能力研究者を攻めるけど?」
そんなの当たり前だろ?なぜそんなこと聞く?っと言いたげな顔していいってくる
「それ、バレたらやばいぞ」
「フッフッフー逢凪、バレなきゃいいの犯罪じゃ無いんだよ」
「それは、犯罪者の思考だな」
「まっまぁ私もそこまで知ってる訳では無いけど隠されてる能力の仕組?事実?分からないけどヤバいんだよ。だから犯罪でもバレなきゃいいと言い聞かせてやるの、このおかしい世界の真実を知るんだよ逢凪」
決して良いことでは無いが自分が悪になってでもやりたい事がある、それは何故か悪いことじゃ無いと思えてしまった。
「分かったそれで何処を攻めるの?」
「今はまだ攻めない、情報が手に入ってから。逢凪君には悪いけど飛び級してもらう動きやすいように」
「飛び級ってお前入ったばっかだろ」
「まっそこはなんとかなるさ!」
「うっうんそれでどこ行くの」
「夜桜高校の能力科、そこなら結構動きやすいから」
馬鹿かお前無理だろそんな名門
「馬鹿かお前無理だろそんな名門」
思った言葉がそのまま出た
「馬鹿って酷いな逢凪君よ」
「変な言い方すんな、ってかどうしろと?頭良くないけど」
「そんなの私の能力で脳を共有して逢凪の全シミュレーションを使うこれでごうかくできるよ!」
「うん、、、イカサマじゃねーか」
「イカサマはバレなきゃイカサマじゃ無いのカードゲームとかもそうでしょ、それに背に腹は代えられないでしょ」
「バレなきゃ犯罪じゃ無いとかイカサマはバレなきゃイカサマじゃ無いとかお前やばいぞ」
「わかってるよ、でも私たちがしてる事自体が犯罪とか反逆?見たいな物だし私も色々考えた結果これが一番効率よく出来るんだよ」
そんな話をしつつ情報集めに夜桜高校の資料を調べた
「なるほどわからん」
平均を維持していてそれ以上の勉強をせず全シミュレーションに頼ってたつけが今来た。
どうしようこれ。
「んーんっ?ア゙ー」
「うん」
「わかるのか?わかるなら教えてくれ」
「えっ?分からないけど」
当然のように言う、お前が飛び級しろ言ったのにお前がわからなくてどうするっと言うのを押さえて
「はぁーー」
とため息をついた。
「それで飛び級って何するの、テスト?」
「んー確か能力科に行くから能力テストと能力学のペーパーテストだったはず」
「能力学のテストは、何とかなるけど能力テストは無理」
「あれ使えばいいじゃん」
「あれ10分しか使えない」
「まぁなんとかするよ」
「頼んだ」
時は過ぎてテスト当日
美琴の能力で作った全シミュレーションのデメリット軽減の薬を飲んで最初の能力テストを受けた。
僕ら2人含め7人合格者は4人まで頑張らないと駄目だな。
「えーまずは能力有りと無しの体力テスト、その後個人個人の能力テスト、その後軽い紙のテストだ」
「これ持つか?10分しか使えないのに」
体力テストが始まり能力が来る前と同じようなテストだ。シャトルラン、反復横跳び、ボール投げなど全部で9分かかった。
ヤバいあと1分も無いのにどうしろと?
「おっおい美琴あと1分も無いんだが」
「んーこれ使う」
「記憶改ざん機ー」
ぼう国民的アニメの道具を出す時のようにいって見せてきた。
「もう何でもありだなその能力」
「まぁいいのだよこれで能力テストを終わったことにして紙のテストまで飛ばそう」
紙のテストも終わり
合格発表の紙が貼られた。
「僕不合格何だが美琴さん?」
「ふぅーよしさっきの記憶改ざん機使おうそして合格しよう」
「結局最初から最後までイカサマの飛び級テストだな」
「まぁこの前行ったけどバレなきゃイカサマじゃ無いんだよ」
「、、、仕方ないかこれは」
まだ逢凪は気づいてないかこの10分しか使えない能力について。
「何か行ったか幽花」
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次回の『異世界の力がこちらに転移したら能力至上主義の世界になりました』も見てくれると嬉しいです