新学期 入部希望者
●新学期 入部希望者 79話●
始業式を迎え普通科とスポーツ科クラスの全員は二年になった。
白桜 食堂
周、優也、芯、碧、ハルト、駿たちが昼食を食べていると新一年の後輩たち10人が野球部とバスケ部に入りたいと歩いて来る。
優也は、
「部活~?何部の~?先ずは名を名乗れ、新一年!」
芯は、
「バカか、お前?もしかして野球部とバスケ部か?それとも剣道も掛け持ちか?」
新一年のお洒落な短髪ヘアスタイルの赤羽は、
「はい、バスケ部希望の赤羽と言います。横の9名も入れて新白桜一年の野球とバスケ希望者全員です。」
駿は、
「野球部とバスケ部……希望者全員でたったの10名?」
ハルトは、
「おい、こら、ガキ共、どこで全10名と聞いたんだ?」
周は、
「こら、ハルト。……ごめん、ごめん、誰がそんな馬鹿な事を?」
新一年の少し長めの洒落たヘアスタイルの神戸は、
「新一年、神戸瞬です。風の噂ですね。」
芯は、
「はぁ?風の噂かよ!」
駿は、
「甲子園夏春二回決勝まで行ってウインターカップも優勝で10名って…」
ハルトは、
「まぁ、考えてみたら超進学校、しかも実績一年の部活に生徒なんて来ないって。」
ハルトの言葉に芯は、
「そうか?関係ないだろう。」
碧は、
「水戸や沖田たちはどこだ?確か留学の準備か?」
芯は、
「バカ碧、雅も山本だよ!……バスケと野球を入れて、新入部員がたったの10人かよ…」
新一年、オールバックの神谷は、
「新一年、神谷智っス。雑魚後輩100人入れるより強いですよ、俺たちは。」
駿とハルトは、
「ギャハハ、お約束のイキリヤンキーキャラ、キターーーー!!!!」
神谷はジッと駿とハルトを見ている。
周は、
「煽るのはヤメろ。野球部希望者とバスケ部希望者を分けるか、芯?」
自身の頭をわしゃわしゃと掻きながら芯は、
「……半分で更に5名かよ…仕方ないな、分かった、俺がバスケ部希望者を体育館に連れて行くよ。」
周は、
「頼むぞ、芯。じゃあみんなの希望は?」
優也と芯がバスケ部入部志望者を体育館に連れて行く。
周、碧、ハルト、駿が野球部入部志望者をグラウンドに連れて行く。
先ずは、野球部。
新一年の神谷、坂季、三好、千条、藤原の5人が付いてくる。キャプテンの青空も麻王もいない。
副キャプテンの周は、
「取り敢えず能力ぐらいは見ておくか…。」
それぐらいの感覚でグラウンドに行く。周や碧たちは元々、麻王たちに影響を受けて入った高校まで野球もバスケも知らない素人メンバー。
全国の各中学やリトルで鳴らした者の事など友人だったリトル組の沖田、水戸、雅にすら聞いたこともない。
制服姿のまま周は、
「お前たちはそこの部室で着替えて来い。」
不満そうに神谷は、
「……ウッス。」
神谷、坂季、三好、千条、藤原の5人が歩いて行く。
ハルトは、
「なんだ~あの神谷って糞ガキ!シメるぞ!」
周は、
「実力でシメてくれよ、ハルト。」
ハルトは、
「あ?どういう意味だよ、周?」
キャッチャーマスクを用意すると周は、
「俺たちは麻王や青空に出逢って野球もバスケもして来ただろ?」
ハルトは、
「……まあ、だよな。」
「麻王の負担も減るならこの貴重な五名は絶対に活かしたい。」
駿は金属バットを選びながら、
「……えっと、俺のバットは…周さ、ソッコーコイツらをシメてもっと新入部員を集めた方がいいんじゃないのか?」
碧は、
「駿やハルトに周も高等部からだろ?白桜の内部生たちの考えに部活なんてマジないって。奇跡的に来ても奇跡的な早さでソッコー辞めるぞ。あ、一番バッター、俺な!」
ハルトと駿は、
「マジかよ~碧~!」
周は、
「力量を計るんだから真面目に頼むぞ?」
「OK、OK、周!」
「はぁ~。」
碧、ハルト、駿が打席に立つ。
ピッチャー志望の千条、藤原、坂季がこの時期で140km/hを超え、かなり速く、変化球のキレも碧、ハルト、駿たちは全く打てない。
内外野手志望の神谷、三好はピッチングマシンから投じられる140km/hのボールを容易く打つ。守備もずば抜けていい。
神谷は、
「……あのー、神薙先輩と夏葉先輩のプレーは見れないのでしょうか?」
バットを叩きつけるとハルトと駿は、
「突然、殊勝になりやがってテメー、なんだよ~!」
周は、
「駿、ハルト、もうすぐ青空が来るぞ?」
ハルトは、
「……チッ、オメーらみたいなクソ生意気な餓鬼共なんて絶対に認めねえからな!青空が退部させたらソッコーでシメて白桜から叩きだしてやんよ!」
碧はため息交じりに、
「ハァ、日本教育の闇だな。」
ハルトは、
「剣道部に入れる気マンマンのオメーが言うな!」
バスケ部では芯と優也は志望者三人に2対5のミニゲームを提案する。
赤羽は、
「……2対5ってマジですか?」
優也は、
「マジだけど?何だ~、名を名乗れ、一年生!」
「…………。」
芯は、
「ああ、この名を名乗れバカは優也な。俺は牧野芯。赤羽や神戸だっけ?お前たちバスケ上手いんだろ?」
赤羽と神戸は、
「判るんですか?」
優也は軽々とダンクをすると、
「フ~、判るぜ。俺ら三条北山のレギュラーだぜ。な、芯!」
制服姿のまま軽々とスリーを決めると芯は、
「……中等部だけどな。ま、でも、俺らは三条北山を三年連続日本一にして来た。うんで、中坊一年からのレギュラーだかんな。」
優也は笑いながら、
「ま、中坊の最後の夏は麻王一人に負けかけたけどな。」
芯は揺れるリンクにスリーを入れ続けながら、
「ウルせえよ、優也!赤羽や神戸、白鳥だっけ?この前まで中坊のクセに余裕なおまえたちの佇まいにな。俺たちの力量も計る気マンマンなんだろ?」
赤羽、神戸、白鳥は、
「………………。」
優也はスリーの合間にダンクシュートを続けながら、
「マジかよ~ヒュー!麻王は俺たちの五倍は上手いぜ!」
芯は、
「四倍ぐらいだよ、バカ芯!」
椿は、
「……ダンクしているリンクでスリーって気が散りません?」
ゴールリンクにスリーを入れ続ける芯は、
「全然。……麻王に追いつこうとしてるんだが、ドンドン離されていくんだよな。まあ、やっぱり五倍か?」
「青空もか?俺たちはいつまでたってもチャレンジャーだかんな!」
優也は芯のボールを軽々と受け取るとそのままダンクをする。
神戸は、
「……楽々 アーリーウープかよ…」
赤羽は、
「跳躍力が半端ないな…」
芯は赤羽たちを見ると、
「どんな綺麗事を言っても実力主義だろ?やるか?」
「……はい。」
ミニゲーム後半で温まって来ると抜群のセンスを見せる身長171シューティングガードの赤羽、身長190と思わせない反射神経のセンターの白鳥、そつの無いプレーを見せる身長175ポイントガードの神戸。トリッキーな速さとテクニックを見せる身長164と166のパワーフォワードの椿と榊。
が、優也は赤羽たちがこれまで対戦した誰よりも速く、芯の抜群の体幹はどんな姿勢からも確実にスリーポイントラインからシュートを入れてくる。
スリーを打った芯に息を切らした白鳥がブロックするとボールはゴールリンクに”スッ”と入る。
大げさにひっくり返った芯は、
「………ファールだな?」
神戸は、
「ハァハァ……4点か…」
赤羽、白鳥、神戸、椿、榊の五人は芯と優也のプレーに感動する。
放課後
体育館に全員集合。
「……最近の一年はかわいくないな~。」
ハルトと駿がぼやく。
汗を流した優也が気持ちよさそうに、
「つい先日まで俺たちも一年だっただろ?まあ、そこそこの逸材じゃね?」
「お前、単なる”走る馬鹿”じゃん。」
ハルトと駿がだるそうに呟く。
「せめて”バスケ馬鹿”と言え。ま、それでも後輩に慕われるオレ、スゲー。」
優也が嬉しそうに話す。
そして生徒会の仕事を終わらせた白桜ブレザー姿の青空が野球部とバスケ部の新入生を集める。
赤羽たちは新二年と思えないほどに堂々とし、一目で知性と品格があると判る青空の振る舞いと話し方に緊張する。
青空は、
「じゃあ、先ず新入生たちに名前と現在の身長を言ってもらおうか?」
青空の言葉に千条が先輩の沖田や水戸を押しのけて前に出る。
「自分は千条司、全国軟式野球大会のナンバーワンピッチャーです。ポジションは…」
青空は千条の話を遮ると、
「僕は名前と身長と言ったんだ。君の自慢話は必要ないよ。白桜高校のバスケ部と野球部に馬鹿は要らない。後、先輩に敬意を払え。次はないよ。」
新一年も周たちも凍り付く。
恐る恐る手を上げると赤羽は、
「……僕からいいですか?」
「いいよ。」
「新一年、赤羽居織です。宜しくお願い致します!以上です!」
碧とハルトは、
「ええぇぇぇ~短~!身長はどうした~!?」
青空は赤羽をジッと視ると、
「君がこの白桜一年のリーダー的存在かな?」
「え?あ、いえいえ、神薙先輩のおっしゃる通りです!」
「よろしく、赤羽。まだ少し緊張気味だから後も名前だけでいいよ。野球部志望の神谷かな?それとも神戸かな?どちらからでもいいよ。」
「……新一年、神谷智です!若輩者ですがよろしくお願いいたします!」
「同じく新一年の神戸瞬です!宜しくお願い致します!」
「同じく新一年の椿彩羽です!宜しくお願い致します!」
「新一年生の坂季です!宜しくお願い致します!」
「同じく新一年の三好哲也です!宜しくお願い致します!」
「同じく新一年の榊走です!宜しくお願い致します!」
「同じく新一年の藤原理来です!宜しくお願い致します!」
「同じく新一年の白鳥翼です!宜しくお願い致します!」
青空は、
「全員、よろしく。坂季は榊と区別し易くする為に名前を言わなかったのか?」
坂季は、
「仰る通りであります!名前は大地と言います!」
ハルトは駿に、
「……軍隊かよ。」
「ハルト、僕たちはこれから後輩の見本にならないといけない。見ているのは一年も同じだぞ?新二年の自覚を持て。」
「お、おう。」
「…………。」
千条は、
「…………すみません、僕は?」
青空は、
「千条司、僕に人生において二度同じ固有名詞を言う必要はないよ。」
青空の目に千条は、
「固有名詞って…ヒェッ……すみません!」
「…………。」
全員が素朴な自己紹介で終わる。
「三年の伊藤先輩と二年の夏葉麻王はアメリカに行っていてね。先程も言ったが馬鹿は要らない。文武両道が高校生スポーツの本分だ。中間考査で100位外の者は即他校に去っていい。ま、先輩の命令ばかりでは君たちも張り合いがないだろうから少し相手をしてあげるよ。」
全員が野球部のグラウンドに行く。
「ピッチャー志望の千条、藤原、坂季は硬球で僕と一打席勝負。神谷、三好は僕がピッチャーをするから同じく一打席勝負。その後は、体育館に移動しよう。それまで赤羽、白鳥、神戸、椿、榊は僕の野球のプレーを見ておいてくれるかな?」
青空は淡々と話す。
中学時代の各ユニフォームを着て十分なアップをする千条、藤原、坂季はキャッチャーマスクを被った周とサインや得意球を伝える。
青空は制服のまま。
だが、千条、藤原、坂季のどんな球も楽々と本塁打にする。
続いて神谷、三好はバッターボックスに入る。
青空の多彩な変化球に対して神谷はボールを上手くカットする。神谷がカットをしたコースから逆算し、苦手とするコースに神谷、三好はあっさりと三振に終わる。
青空は、
「次は体育館に移動しようか。」
萎縮気味に榊は、
「……よろしくお願いいたします。」
「榊、僕がもう本気で君と戦うことは今後二年間ないよ?」
青空の言葉に榊は、
「………あの…どういう意味でしょうか、神薙キャプテン?」
「これから僕たちは苦楽を伴に戦うチームメイトだ。だから先輩に胸を借りる気で全力で掛かって来い。」
笑顔で榊は、
「そ、そうですね!よろしくお願いします!」
赤羽、白鳥、神戸、椿、榊たちも中学時代のユニフォームを付けて黄色のビブス(ゼッケン)を着ける。
青空は、以前、制服のまま、
「うーん、ふつうに勝負しても面白くないな…。山本、水戸、雅に剣道部の久保先輩を呼んで来てくれ碧。10分、勝負で十分だね。」
碧は、
「……青空さ、山本も留学組で忙しいから無理だって。これ以上、無理させたらあいつは辞めるって!」
ため息交じりに青空は、
「伊藤先輩、麻王、そして僕もずっと交代で山本の留学のあらゆる面倒をみている。なら山本はもうバスケ部に要らないな。」
芯は、
「それはないだろ、青空!」
「芯、麻王がどれだけの時間を山本一人の英会話指導に費やしているか知っているのか?」
「……そりゃあ、まあ…」
「いいから芯も碧と一緒に呼んで来てくれないか?」
「……おうよ。」
少し不満気な芯に青空は、
「芯、それに山本は麻王がいるから留学するまでは絶対に辞めないよ。」
「まあ、フォローの麻王だしな。OK!山本を呼んで来るわ!」
赤羽は、
「……あの、夏葉先輩はどんな先輩なんですか?」
青空は少し考えると、
「いい質問だね。……そうだな、僕とは対照的かな?」
「……対照的ですか?」
「努力をする者には自身の時間を削ってでも徹底して付き合ってくれるのが麻王だね。」
続けて赤羽は、
「……努力しない者には?」
三好は、
「失礼だろ、赤羽!」
青空は笑顔で、
「いいよ、三好。先ず、その相手を理解し、その者の目線で話してくれる。そして必ずフォローに回ってくれる。」
神谷は、
「最高っす……いえいえ、最高です!」
笑顔の青空は、
「だよね、神谷。でも僕は付き合ってもダメなら遠慮なく切るよ。」
ドン引きの神谷と神戸は、
「……………。」
周は、
「おいおい、能なしの時点でおまえたちやふつうの学生は相手もしないんだろ?」
「……まぁ…そうですよね…」
碧に連れて来られた新三年生の久保は、
「うぉぉい、神薙、俺、バスケなんて体育でしたことしかないぞ!」
久保がブツブツと言いながら歩いて来る。
「久保先輩はレイアップか好きなシュートで結構ですよ。もちろん、ハズれても全く構いません。よし、やるぞ、一年!」
「はい!」
青空の先読みをした見事なカット、信じられない初速の速さとドリブルスキル、バスケ選手として決して高くない177cmの身長からの驚異的な高さに加えてPGとしてのパスの完成された正確さ。
芯は、
「う~ん、ウインターカップの時よりまた上手くなってないか?」
優也は、
「俺も留学したいな~。」
芯は、
「お前が?」
「勉強もヤだし、働くのもヤだからホームレスバスケ留学な。」
「……………………。」
二年生チーム20対新一年生チーム0
赤羽、神戸、白鳥、榊、椿は四つん這いになって息を切らしている。
息一つ切らしていない青空は「羊質虎皮はいらないよ。志の高い者だけ明日からの野球部の周とバスケ部の芯に入部届を。」
白桜ブレザーを取ると青空はそのまま体育館から出て行く。
優也は、
「ようしっ…皮? 何かの病気かよ、あいつ…」
優也がつぶやくと周は、
「羊質虎皮、中身が伴わない人間の事。つまりお前の事だ。」
周が答える。優也が怒ると、
ハルトは、
「お前、マジで勉強した方がいいぞ。」
ハルトが哀れそうな目で見る。
優也は、
「ハルトや駿もバカだろうが!」
駿は、
「いや、俺もハルトも二学期末からようやく100位以内に入ったよ。俺たち元々、頭いいし。」
芯は、
「赤羽、白鳥、神戸、椿、榊、間違いなく白桜赤点王の優也が退部させられるから夏のインターハイの一枠は必ず空くぞ?頑張れ!」
榊と椿は、
「本当ですか? 俺入部します。いや、俺だよ。」
バスケ部は全員入部届けを出す。
周は神谷たちに、
「さっき青空から聞いたがお前たちは香明学園に特待生で行くつもりだったんだろ?ウチは勉強と野球以外何も与えられない。今なら香明学園も拾ってくれるだろ。好きに選べ。」
呆然と神谷は、
「……知ってたんですか?」
ハルトが、
「青空は全てな。」
坂季は、
「……でも、静岡リトルで天才と言われ成績も優秀な更沢が白桜高校始業式に来てないなって…」
周は、
「いやあ、流石に野球部、バスケ部で10名は少なすぎるだろって青空に聞いたら輝いていない者は全員、落としたって。」
神戸、三好、白鳥は、
「……落とした…?」
赤羽は、
「……ああ、白桜高校外部試験の面接官の端にいた方が神薙キャプテンだ…」
神谷と坂季は、
「マジか?」
碧は、
「俺たちも100%理解はしてねぇけどよ、青空はあの神薙総合財閥始まって以来の超天才跡継ぎだぞ。」
「……………………。」
千条は涙声で、
「…………僕って輝いてますか?更沢の完全に二番手ピッチャーでしたけど?」
坂季は、
「いつも千条をイビって俺ともよくケンカしたな…」
駿は、
「ああ見えて青空は人間性を超重視するからな。それに天才なんて呼ばれているヤツは全国に腐るほどいるぞ?」
榊と椿は、
「……マジですか?」
碧は、
「嫌か?青空はお前たちから見ても凄かっただろ?」
千条は、
「……いえ、もう自己紹介で二回もトチッてホームランポンポン打たれて泣きそうになりました。」
優也は、
「まあ、千条は焼きそばパン要員だな。名を名乗れ!」
碧、ハルト、駿は、
「お前が言うな~それに寒いんだよ~、原人優也~!」
翌日
千条、藤原、坂季、神谷、三好が入部届けを出す。
神谷は、
「正直、神薙先輩には悔しいですが、俺たち野球であれだけ圧倒的に負けた事ないんで白桜高校に来て良かったです!」
「ウチの練習は厳しいぞ。」
周は入部届を確認しながら笑って言う。
「ウっス!」
駿は、
「白桜は一言爽やかに気品よく”はい”だ。後、先輩全員、名前で呼んでいいぞ。」
ハルトは、
「二言だろうが~!」
「じゃあ気軽に、周。」でいいんですか?と千条が尋ねるハルトと瞬に殴られる。
芯は、
「神谷や赤羽たちに”風の噂”を流したのも青空か、周?」
周は、
「麻王の変態疑惑に続いて間違いないだろ?」
ハルトは、
「怖いよな。」
千条は、
「怖いですね?」
「……………………。」




