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Save! Load! Continue?  作者: とっしぃ
学園編
58/300

58 十歳の大会 伍

大会五日目

アルベドとの準決勝戦


(さて、Saveもしてることだしまずはアルベドの術を体験してみようかな)


「始め!」


まずは小手調べに初級魔法で攻撃をしかける

ウィルが言っていたようにアルベドは微動だにせず魔法をかき消した


(ウィルにはこういう風に見えてたのか、確かに知らなかったら驚くかも)


だがこれは一度見ている

なので今度は接近戦に持ちこんでみることにした


素早くアルベドとの距離を詰める

パンチをしたがアルベドは避けようともしなかった

やはり見えているアルベドは幻覚だったらしく、俺の攻撃は体をすり抜ける

そしてすり抜けたと同時に背後から攻撃があった、しかし氷を張って防御する


(う~ん、手ごたえが無いのってわかっててもちょっと気持ち悪いな)


その後何度も攻撃を仕掛けるがどれも空を切ることになった


(これじゃ埒が明かないな、やっぱ幻覚相手に接近戦は分が悪いか・・・うわっ!?)


「へっ?」

「場外!勝者アルベド!」


急に足場が無くなった感覚に襲われ、気が付いたら舞台から落ちていた


何が起こったのか理解できなかった

さっきまで舞台中央でアルベドを追いかけまわしていたはずなのに


「あっ!っそういうことか!」

「・・・・なにされたのかわかった?」

「舞台も幻覚だったってこと?」

「・・・・そう、途中からだけどね」


(やられた・・・)


俺が接近戦ばかりしていたのでアルベドは途中から作戦を変えたんだろう

舞台中央に居ると思っていたが実際は舞台端だったようだ

ギリギリの位置で俺の攻撃を避けていると俺が勝手に足を踏み外して自滅したということになる


「やっぱり幻覚相手に肉弾戦は厳しいね」

「・・・・なんでわざとそういう戦い方を選んだのか知らないけど、約束は守ってね」

「わかってる、でもまだ終わってないもんね」

「・・・・・は?」


_______

Loadしますか?

►はい/いいえ

_______



(さあ二戦目だ!張り切っていこう!)


今度はちょっと試してみたいことがある

アルベドには俺の修行に付き合ってもらおう


「始め!」


開始早々俺は目を瞑り全身の神経を集中させた


「・・・・目に頼らなければ幻覚は効かないからって、同じことやって負けた馬鹿を知ってるよ」

「いいからいいから」

「・・・・あっそ」


実は目に頼らず魔力を体で感じる練習は以前から行っていた

漫画とかでよくある、離れた気配に対して「これは〇〇の魔力か」みたいなのをやってみたかったから


アルベドがいる場所は靴が擦れる音でなんとなくわかる

しかしそれは聴覚に頼っているだけだ

攻撃のタイミングまではわからない


とりあえず魔法障壁を張ってみた

すると障壁に何かぶつかった音がした、どうやら偶々うまくいったようだ


「ん?うまくいった?」

「・・・・今のはね」

「よしよし」

「・・・・余裕だね」

「全然」



アルベドの攻撃が激しくなってきた

それを目を瞑ったまま防ごうとする

しかし魔力を気配で感じることはできない

たまたま張った魔法障壁に魔法があたることはあるが、ほとんどを受けてしまう

アルベドは手心を加えてくれているようで、顔にあたる魔法は水ばかりだった


(アルベドって意外と優しいな。う~ん・・やっぱり無理なのかな?)


今まで何度も練習したが一度も上手くいったことはなかった


(でも目を魔力で強化すると魔力が見えるんだから、肌で感じることもできると思うんだけど・・・)


_______

Loadしますか?

►はい/いいえ

_______


アルベドの攻撃は初級魔法ばかりだったがいい加減耐えられなくなりLoadした

今度は普通に戦おう


「始め!」


目を魔力で強化してよく観察する

見えているのはあくまで幻影なので魔力をほとんど持たない

すると何もないところに魔力の塊があった、ということはそこにアルベドが潜んでいることになる


「そこだ!」

「・・・・!?」


魔法で攻撃した瞬間、何も無かった場所にアルベドの姿がはっきり見えた

アルベドがビックリして魔法が解けたのかもしれない、もしくは本体を認識すると解けるのか


アルベドは魔法障壁を張り俺の攻撃を防ぐ


「・・・・学園の生徒だと初めて自力で破られたよ」

「それは光栄だね」


術者本体を認識すると解けるのかもしれない


「・・・・疲れるから嫌だったけど」


そう言いアルベドが風魔法を使い始める

俺を場外に吹き飛ばすつもりだろうか、かなり強力だ

氷のシェルターをつくり防ぐ


「・・・・めんどくさいな」

「そうだね、そろそろ終わらせようか」



吹き飛ばされないよう足を氷で舞台とくっつけ、それ以外を消す

そして舞台上に雷魔法で電気を走らせた


「ぐっ!」


感電してアルベドの風魔法が消える

その瞬間『エクスプロージョン』で舞台上に爆発を起こす


感電で動けない状態で爆風をもろに受けアルベドは場外へと吹き飛んだ


「場外!勝者ルシオ!」


場外へ落とすだけなら上級魔法を使えば方法はいくつかある

ただ威力が強すぎるので使い方が難しいだけだ

命の奪い合いをしているわけではないから



舞台から降りアルベドの火傷の治療をする


「ありがとう、アルベドのおかげでまた強くなれたかも」

「・・・・嫌味?」

「ううん、本気で言ってる。幻覚魔法がどんなものか少し知ることができたし」


幻覚魔法を使ってくる相手との戦い方を経験できた

それは俺の経験値になる


「・・・・決勝が終わったら声をかけるよ」

「うん、よろしく!」

「・・・・決勝頑張って」

「うん!」


アルベドはどこかスッキリした顔をしていた

それにちゃんと約束は守ってくれるようだ




ついに明日は決勝戦

相手はセレナになった


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