表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Save! Load! Continue?  作者: とっしぃ
学園編
51/300

51 開通

翌日転移魔法陣の作製に取り掛かった

マルクとアリスは俺から離れたがらないので後ろで見学中


自分の部屋に魔法陣を描いた後指輪でリリアーナに合図を送る

準備できていたのかすぐに合図が帰って来た

その後は打ち合わせ通り順番に距離を調整していく


そして何度目かの挑戦で魔法陣が光り始めた


「おっ!上手くいったか?」


試しに魔法陣に入ってみようと思い、マルクとアリスに近づかないよう説明しているとマヤが突然現れた


「あっ、上手くいったみたいね」

「みたいだね、これでいつでも帰って来られるよ」

「あら、久しぶりねマルク、アリス」


挨拶された二人は突然現れたマヤを見てポカーンとしている


「ははっ、そりゃ突然人が現れたらびっくりするよね」

「それもそうね」

「僕も試していい?」

「いいわよ」


マヤと入れ替わるように転移する

魔法陣の真ん中に立つと同時に周りの景色が変わる

どうやらマヤの部屋に移動したみたいだ

転移するときは特に何も感じなかった


(もっと一回体をバラバラに分解されるようなの想像してたけど案外あっさりだな)


「上手くいったよ、ありがとうリリー」

「いえいえ、ルシオ君のおかげで私も転移魔法陣の描き方を学べたので気にしないでください」

「ううん、リリーがいなかったらもうちょっと完成に時間かかってただろうし。ありがとう」

「じゃあお互い様ですね。こちらこそありがとうございました」

「リリーも転移魔法使いたかったら言ってね、手伝うから」

「はい」

「ところで・・・」


周りを見渡す


「ここマヤの部屋だよね?」

「そうですけど」

「・・・・」


一時的に魔法陣を描くために部屋の荷物を隅っこに押し寄せたのだろう

壁際には荷物の山ができている


「マヤって片づけられない子だったのかな・・・」

「知らなかったんですか?」

「女子寮の部屋になんか入ったことないもん」

「なるほど」

「ちょっとまってルシオ!」


部屋が散らかってるのを思い出したのかいきなりマヤが戻ってきた


「もう遅いよ」

「あう~・・・こ、これは魔法陣を描くために仕方なく荷物をあっちに集めただけなの!急だったから仕方ないじゃない、普段はもっと綺麗だから!ね!リリアーナ!」

「え?あ、はい。そうですね」

「ふ~ん」


別に俺はそこまで気にしていないがマヤは早口で必死に弁解している

そうして三人で騒いでいるとマルクとアリスまで現れた


「あれ、来ちゃったか」

「まあ、可愛い」

「でしょ、僕の弟と妹。こっちがマルクでこっちがアリス」

「リリアーナです。よろしくねマルク、アリス」


いきなり知らない場所に来たためか二人は俺の腕にしがみついている

リリアーナに自己紹介されてもぺこりと頭を下げるだけだった


「見つかったらまずいだろうし僕は一旦戻るよ」

「私も一度転移を体験しておきたいです」

「わかった、じゃあマヤ残っててくれる?」

「わかったわ」


双子とリリーを連れて自分の部屋に戻る


「意外とあっさりですね」

「でしょ、僕も思った」

「へ~、ここが・・・」


男の子の部屋に入るのは初めてなのかリリアーナは興味津々にあちこち見ている

といっても寮の部屋ならともかく今の俺の部屋はたいして物がない


「家族を紹介しようか?」

「いえ、私ももう戻ります」

「あ、じゃあ帰りにウェルクシュタットに寄ったときマヤの家にも魔法陣つくるつもりだから二、三日後にまた合図送るかも」

「わかりました準備しておきます」

「リリーが戻ったら今の魔法陣は消しても大丈夫だから」

「はい、それでは。またね二人とも」

「「ばいばい」」



これでいつでも帰って来れるようになった

リリアーナに男子寮の俺の部屋に入ってもらうことはできないので今はマヤの部屋に魔法陣をつくったが、女子寮と男子寮はそこまで離れているわけではないので誤差の範囲内だろう

なので帰りたいときに寮の自分の部屋に魔法陣を描くといつでもこっちに帰って来られる


「これを使ったら兄ちゃんいつでも帰って来られるからね、これからはすぐ会えるようになるよ」

「ホント?」「やったー」



そしてその日はまた二人の相手をしたりウィルと会ったりして一日が終わった


____

__

_


そして翌日王都に帰るため早朝に出発することにした


帰り道ウェルクシュタットのテッドの元を訪れ、事情を説明して魔法陣をつくるため空き部屋を使わせてもらった

同じ方法で魔法陣を繋ぎこちらも無事親子が再会することができた

なんだかんだマヤも家族に会えなくて寂しかったようだ



そして王都に戻り、リリアーナが描いたものと同じものを自分の部屋に描く

問題なくローリスの自分の部屋と繋げることができた


約束通り数日で再会できて双子も喜んでいた






これで当初の目的は果たせた

ようやく新しい魔法の研究などに取り掛かれる


そして朗報がもう一つ

いよいよウィルが学園に特待生試験を受けにやってくることになった


学園生活もこれから更に楽しくなりそうだ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ