28 帰宅
「あ!お帰りルシオ」
「ただいま、ウィル」
村に着いて家に帰る途中ウィルに会った
ディルクら大人たちは買ったものを配分したりするためもう少しお仕事
俺は先に帰っていいことになった
「ウェルクシュタットはどうだった?」
「楽しかったよ、上級の魔導書も読めたし。まあ色々あって大変だったけど」
「お使いが大変だったの?」
「ううん、ウェルクシュタットに着いた日に炭鉱で崩落事故があってさ。んでオーガと戦ったりした」
「炭鉱でオーガと?」
「えっと・・」
炭鉱であったことをウィルに説明する
「凄い!」
「ウィルでも同じことできそうだけどな~」
「ボクは治癒魔法まだ使えないもん」
「あ、そっか。でもオーガはウィルでも倒せると思うよ」
「どうだろう?怖いなぁ」
「まあ魔物になんか会わない方がいいんだけどね」
「そだね」
その後も他愛のない話を少ししてからウィルと別れて家に向かう
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「ただいま!」
「おかえりなさいルシオ。どうだっt・・・
「「にいたん!!!」」
「おわっ!ただいまマルク、アリス」
「おかえいなさい」「ん~~~~」
家に入るとすぐに二人に飛びつかれた
マルクに左手を引っ張られ、アリスは腰にしがみつき顔をこすりつけている
「お母さんただいま」
「ふふっ、おかえりルシオ。二人ともルシオが帰ってくるのずっと待ってたのよ」
「そうみたいだね」
「うん!」「んふふ~」
右手でアリスの頭を撫でてやると満面の笑顔でこっちを見てきた
マルクは左手にしがみつき頭を左右に揺らしている
(は~~、かわいい)
やっぱり弟と妹は可愛い
帰りの荷馬車の中ではアリシアと双子に会いたくてちょっと寂しかった
「お父さんももう少ししたら帰ってくるから」
「そう、荷馬車の片づけ?」
「うん。僕たちがいなかった間なにかあった?」
「ううん、なーんにも」
「そっか、よかった」
その後は出発前に約束した通り双子と遊んで一日が終わった
因みにディルクは帰ってきたとき双子が喜んでくれるのを期待していたようだが、双子は俺と遊ぶのに夢中になっていてディルクが帰ってきてもリアクションが薄かった
その為落ち込んでアリシアに慰められるというできごともあったりした
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「ふわぁ~~」
久しぶりにぐっすり眠れた気がする
帰りの数日間は野営だったので寒いうえ寝心地もあまり良くなかった
それに宿のベッドもいいがやっぱり自分のベッドが一番良い
今日からまたルーチンの再開だ
午前中は剣術や格闘術など体作り
午後は魔法の研究
その合間にアリシアと一緒に双子に文字の読み書きを教えたり
ウィルが居るときは稽古相手になってもらったりして過ごす
上級魔法が村周辺では危険すぎて練習ができないとわかり少し方針を変えることにした
ゲームや漫画の知識を活かして独学で魔法を覚えていくことにする
魔法に大事なのは想像力だ
その点で俺はこの世界の人より優位だと思う、ゲームとかで見たことあるし
四属性の魔法以外に、電気や植物を操る魔法だって使えるかもしれない
その他にも切り札になりえる魔法をいくつか考えている
(さ~て、やることいっぱいだ)
春になったらマヤも遊びに来る
それまでにどれくらい成長できるか
そしてマヤはどのくらい成長しているのか
マヤだけでなくウィルやマルク、アリスも
子供の自分が言うのもなんだが子供の成長は早い、今から楽しみだ
(今日もローリスの村は平和だなっと)
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Saveしますか?
►はい/いいえ
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山賊の襲撃があってからSaveはさぼらなくなった
こまめに、なるべく10日~20日の間を目安に
平和なのを確認してからSaveする
本当なら20日ほど過ごし何もないことを確認してからLoad
その後10日くらい経ってからSave
みたいな感じにするとより安全なのだろうが、正直面倒すぎる
それに同じことを繰り返しているようでも全く同じにはならない
微妙な誤差はどうしても生まれる
そのせいで一度体験した未来とは別の結果になることが多い
それもそうだ
未来を知らない自分と、Loadして未来を知っている自分
Loadした時点でそもそも自分が変わっている
そのせいでその後の結果が変わってしまうのは当然だろう
それにLoad機能を使っていて思うことがある
Loadしてやり直したときはいつも退屈なのだ
その後起こることがある程度わかっているというのはこうも退屈なのかと
例えるなら一回クリアしてストーリーがわかっているゲームをすぐまた遊ぶようなものか
強くてニューゲームとかそういった要素があるわけでもない
そりゃ未来を変えるためにLoadした場合は話が違うが
以前の山賊の襲撃の時のようなLoadはなるべくやりたくない
俺は今の人生をLoadを多用して成功だけの人生にするつもりもない
普通の人生と基本一緒で失敗もすると思う
まあ取り返しのつかない失敗はLoadしちゃうと思うけど
詰みセーブにだけ気をつけながら二度目の人生を楽しむつもりだ




