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Save! Load! Continue?  作者: とっしぃ
第二の人生
21/300

21 村の外

俺は今自警団の拠点に居る

というのもディルク達自警団数名が東にあるウェルクシュタットという街に越冬のための買い出しに行くことになったので


「僕も行く!」

「ついてきても面白いことなんか何もないぞ?ただ買い物するだけだし」

「それはわかってる、でも行きたい!」

「う~ん、この時期越冬の準備で魔獣も狂暴になってるしなぁ」


今は日本でいう11月末くらいの気候だろうか

そのため冬眠の準備の為に餌を求めて森や山から出てきた魔獣が人里を襲うことが増えてくる

東には整備された街道があるがそこも決して安全というわけではない


「魔法も使えるし僕も戦えるよ?油断しなければいいんでしょう?」

「う~ん、でもな~」

「いいじゃないスか連れて行ったら。ルシオ君の魔法の腕はもう村一番でしょ?ディルクさん」


賛成してくれたこの人はダーヴィといって弓が得意な自警団のメンバー


「ディルクさんとバーナードさんと俺、そこにルシオ君が入ったらバランスのいいパーティになりますよ?」

「別に冒険に行くわけじゃないんだぞ?」

「でも危険がある以上戦闘に備えてバランスを考えた方がよくないっスか?」

「う~ん・・・」

「ディルク、ルシオが大切なのもわかるが過保護にするのもよくないと思うぞ。それに俺もダーヴィと同じ意見だ、ルシオなら大丈夫」


バーナードも賛成してくれた


「わかった、ただし遊びにいくんじゃないんだからしっかり仕事もしてもらうぞ」

「うん!わかってる」


こうして俺は初めてローリスの村から外に出ることができた


____

__

_


「じゃあいってきま~す!」

「いってらっしゃい、気をつけるのよ」

「いってあっしゃい」「・・・ぐすっ」

「ほらアリス、お兄ちゃんに行ってらっしゃいって」

「いってあっしゃい・・・ぐすっ」

「帰ったらいっぱい遊んであげるからいい子で待っててアリス、マルクも」

「あい」「・・・うん」



俺もついていくことが決まった日の夕食の時、そのことを話したらアリシアからは「そう、気を付けるのよ」と言われただけだった

ただ往復の移動と買い出しで10日ほど留守にすることを話したら双子が自分たちも行くと騒ぎだした

さすがにそれは無理なのでなんとか宥めて納得してもらったが


マルクは割とすんなり納得してくれた、ただアリスはその日から少し不機嫌になって今もアリシアに抱かれて愚図っている


「お父さんもしばらく留守にするんだけどな~」

「おとうしゃんいってあっしゃい!」「・・・・・」

「いってきます・・・」


ディルクはアリスにしかとされて落ち込んでいる



出発する前に念のためSaveもした

さぁ世界を見て回るという目標の第一歩だ


____

__

_


(暇だ・・・)


俺は馬車の運転はしたことがない

なので移動の間はずっと荷馬車の中で待機することになる


最初はまだよかった、景色を楽しむ余裕があったから

ただ街道は基本的に景色が変わらない

南に川が流れていて北に山がある

村の中から見る景色とほとんど変わらないのだ

最初はそれでも新鮮味があったが流石にもう飽きた


(これが約三日続くのか・・・車のない時代の人たちはたくましかったんだなぁ)


電車も車もない、自転車のようなものはあるが長距離の旅にはむかない


さっきからかるく魔力強化と筋トレをしているが暇を持て余していた


____

__

_


そしてすっかり日も落ちてきたころ


「今日はここらで休むか」


ディルクの指示で野営の準備を始めた

火をおこしてそれをみんなで囲む

食事はパンと干し肉といった質素なものだがキャンプっぽくて楽しかった

そして眠くなってきたころ


「見張りはダーヴィ・俺・バーナードの順でいいな?ルシオはちゃんと寝とくんだぞ」

「あ、やっぱり見張りは必要なんだ」

「当たり前だろ、寝ているときに獣や魔獣に襲われたらどうするんだ」

「襲われなきゃいいんでしょ?」

「は?」


荷馬車に揺られてドナドナしている間に考えていたことがある


「こういうのはどうかな?」


説明が面倒なので実際に見せてみた


俺は野営している周辺に土魔法で壁を造り囲ってみた

狼などのすばしっこい獣でも乗り越えられないよう高めに


「おお!やっぱすごいなルシオ君の魔法は」

「たしかにこれなら獣に襲われる心配もなさそうだな、流石だねルシオ」

「こういう使い方もできるのか。でも魔法なんだろ?眠ってる間に消えたりしないのか?」

「眠っても消えないよ?消そうと思ったら消せるけど」

「これって『アースウォール』を一面に張ってるんだよね?ルシオ君」

「うん、土の中級魔法のね。屋根を作ることもできるよ?」

「いや、煙がこもったら困るし屋根はいいよ。お前を連れてきて正解だったかな?」

「でしょ?」


しばらくは様子を見るためディルクが起きていたが問題ないと判断したのか結局皆朝まで休むことができた


____

__

_


「おお~~~」

「ルシオ、あれがウェルクシュタットだ。鍛冶が盛んな街で武器とか家具とか色んなものが売ってるぞ」


そんなこんなで道中特に危険もなく無事ウェルクシュタットに到着することができた


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