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Save! Load! Continue?  作者: とっしぃ
第二の人生
16/300

16 走れ!

「トイレ行ってくる」

「は~い」


前回と同じようにトイレに行くふりをして窓から外に出る

今度は一直線に西の見張り台へと走った


グレッグの正確な現在地はわからないので警戒は怠らない

静かに夜の村を走る


(見えた、まだ見張り台に明かりはついていないな。二人は小屋にいるのか?)


自警団の小屋には明かりがついている

警戒しながら小屋に近づく


小屋にたどり着き窓から中の様子を伺う


(!?)


そこには血の付いたナイフを持った男が立っていた

ウィルと一緒に見かけた男だ、おそらくこいつがグレッグだろう

その奥には仮眠用のベッドに仰向けに寝ているバーナードがいる


その首からは血が流れベッドは真っ赤に染まっていた


(間に合わなかった・・・)


寄り道をせずまっすぐ走って来た

それでも遅かった


(くそっ・・・助けられないのか?)


グレッグが外に出てくる

そして見張り台に上り魔法で火を作りゆらゆら揺らし始めた

さっき見た明かりはこれだろう

グレッグが見張り台から降りて門の閂を外す

すると門が静かに開き森の方からわらわらと人が入ってきた




(いや・・・まだいける)


まだ早く来る方法はある


(でもこれで上手くいったとしても俺これから先どうなるんだろ?バーナードを救えても俺はきっと・・・)


考えている方法が上手くいっても俺にとってはちょっと面倒なことになる


(・・・まぁやるしかないか・・・)


_______

Loadしますか?

►はい/いいえ

_______


Loadすると同時に玄関から外に出る

そして西に向かって走る


「え!?ちょっとルシオ!?どうしたの!?」

「は?・・・おい!ルシオ!」


アリシアとディルクがビックリしていた

当然だろう

食事中にいきなり息子が外に飛び出したんだから


(あ~~、上手くいったとしても完全に変な子だ・・・)


だがもうそれでもいい

村人の犠牲はゼロにしたい

それが達成できるなら俺が周りから頭のおかしな子と思われるくらい・・・


西の小屋に向けてただただ走る


「おーーい!ルシオーーー!」


かなり後ろの方からディルクの声が聞こえる

追いかけてきているみたいだ、まあ当然だろう

ディルクを無視し走り続ける

小屋にたどり着き窓から中を伺う


(これならどうだ・・・なっ!?)


今まさにグレッグがバーナードの喉をナイフで突き刺した瞬間だった


(これでギリギリ間に合わないのか・・・)


「ルシオ!いきなりどうしたんだ!?」


そしてディルクが近くまで追いついたとき声が響く

その声を聞いてグレッグが小屋から飛び出してきた


「あん?すまないグレッグ、家の息子が急に走り出して・・・ってなんだそれ」


グレッグが持っている血に染まったナイフをディルクが見つけた


「グレッグ?・・・っ、バーナード!!!」

「チッ、デュー・アゴニ・フィア『ブレイズカノン』」


ディルクが窓越しに小屋の中のバーナードに気づく

するとグレッグが魔法を門に向かって打った

ブレイズカノンで門は簡単に吹っ飛んだ

そして森から山賊達が一気になだれ込んできた


「グレッグ!お前!」


(くそっ、こうなったら駄目だ)


_______

Loadしますか?

►はい/いいえ

_______


(一旦整理しよう。まずバーナードを助けるにはもっと急がないといけない、これは・・・強化魔法を更にかければいけるかもしれない)


今までも走るときは強化魔法を少し使っていた

それを更に強化して速度を上げれば間に合うかもしれない


(あと父さんを撒かないと、こっちはどうしよう・・・)


できれば協力してほしいところだが、ディルクに説明している時間はない

仮に一緒に小屋へと走りながら道中説明したとしたら・・・いや、さっきはかなり全速力で走った

それでギリギリ間に合わなかったんだ、説明しながら走っていては到底間に合わないだろう

それになんて説明すればいいのかわからない


だったら一人でやるしかないのだが、ディルクが追いかけてくるとディルクの大声でグレッグに気づかれてしまう


しかしディルクを撒こうとしても走る方角を見られるとすぐ追いつかれてしまう

家の中からだと玄関の横の窓から見られてしまう


(玄関を土魔術で塞いでしまうか?んで窓は姿勢を低くして見られないようにすれば・・・よし!)


_______

Loadしますか?

►はい/いいえ

_______


またLoadと同時に走り出す

玄関を土魔術で軽く塞ぎ、姿勢を低くして窓から見えなくする

さっきと同じようにアリシアとディルクが困惑している声が聞こえる

それを無視して西に走る

さっきより速く


どうやらディルクを撒くことができたようだ


しばらく走り小屋が見えた

今度は窓から様子を覗くような悠長なことはしない


小屋にたどり着くとそのまま扉を開け中に入る


「!?」


グレッグが驚いてこちらを見る


(間に合った!)


グレッグの持っているナイフは血がついていない

バーナードはいびきをかいて寝ているだけのようだ


(よし!まずはグレッグをどうにかしないと)


グレッグに向かって無詠唱で土初級魔法のストーンボールを3発連射する


「!?」


しかしグレッグはそれをギリギリ避けた


(まじか!?こいつさっき中級魔法も使ってたよな?それでこの身体能力かよ)


最初に家を襲いに来た山賊も魔法を使い身体能力も高かった

山賊の戦闘力はやはり高いようだ


グレッグが素早くナイフを俺に向かって突き出す


(やべっ)


とっさに氷の壁を前方に作り防ぐ


「なっ!?」


グレッグが驚いている


ピーー


グレッグが指笛を吹いた

すると外から大きな音が聞こえた


(門を壊されたのか?グレッグだけでも手こずるのに・・・)


_______

Loadしますか?

►はい/いいえ

_______


(戦闘は避けたい、派手に動くと森に潜んでいる山賊達に気づかれるかもしれないし・・・)


急げばバーナードを助けることはできる

しかしグレッグを無力化するのが難しい


(どうする・・・)



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