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手紙

挿絵(By みてみん)


「先生、こ、これは。」


「ああ、悪趣味な招待状だね。

100%罠だけれど、それでもありがたい。

この膠着状態が続くよりかはよっぽどね。

どうやら相手もそろそろ決着をつけたいようだ。」


「それにしてもこの文章、ヘンじゃないですか。

転生者の存在どころか、私たちが転生者を探していることまで知っていると……?」


「そうだね。本来であればそんなことはありえない。

けれど、だからこそ、おかげで相手が特定できたよ。」


「え!?」


「さあ、早速ご指定の場所まで向かおうか。

その間に伝えるとするさ。この手紙の主の話をね。」

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