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元に戻るために

九日目(昨日は投稿してなくてごめんなさいorz)

 翌朝、私は昨日と同じように二人分の朝食を準備していた。

 あの後、私たちはいろいろ立て込んだ一日だったこともあってかすぐに眠たくなっていた。なので翔と一緒の部屋で寝ようとしたらあえなく拒否されてしまい、しぶしぶ居間に来客用の布団を準備して別々に寝ることになった。


 朝起きたらもしかしたら戻っているかもしれないといっていた翔だったが、私が先ほど寝ている翔の様子を窺ったときにはその様子は見られなかった。そうなるとやはり根柢の原因を突き止める必要があるだろう。

 昨日考えた通りなら超常的現象か何かが起きたのだと思われる。というより、他の可能性と比較して一番まともなのがこれだったという話なんだけど。いや、確かに超常現象なんてありえないとは思うんだけどね。こうでも仮定しておかないと調べ始めることすらできない。


「はぁ……、おはよぅ……」

「あー、おはよう翔」


 いろいろと考えているうちに翔が目を覚ましたようで陰鬱な表情を浮かばせながらリビングに入ってきた。昨日のことが夢だったというかすかな望みがついえたのだから仕方もないか。少しそっとしておいてあげよう。


 翔が起きたということもあって手早く調理を終わらせて朝ごはんを机の上に並べる。ついでに今日の朝ごはんは和食だ。昨日は簡単に作ったとはいえ洋食だったしね。

 ご飯をつまみながら私たちは今後の予定について話し合うことにした。


「どうすれば元の姿に戻れるんだろう……」

「うーん、私も考えてはみたんだけど本当に心当たりはない?」

「思い返してみたけどここ数日変わったことなんてなかったはずだよ。あったらすぐに思い出すはずだし」


 やっぱりそうだよね。そうなると翔の存じないところで何かがあったと考えた方がいいのだろうか。一応、もしかしたらのことも考えて彼に連絡とっているから思い当たることがあれば返信が来るとは思うけれど。

 まぁ、わかるところから手を付けていくことにしようかな。


「じゃあ今日は図書館に行こっか。ほら、翔みたいなことが起きた人を調べてみれば元に戻る方法も見つかるかもしれないじゃない」

「女の子になるって……いや、神話とか創作だったらあったか」

「そうそう」

「そういうことなら僕も賛成するよ。少しでも手掛かりがあればいいんだけど」


 翔は自然に賛成してくれたが、昨日と比べるとだいぶ感覚が変わってきているのかな。私は外出して翔のかわいい服が見れるからそれでもかまわないんだけど、家で調べようとすれば調べられるはずだよね。私の家、ネット回線がつながってないってわけじゃないし。ま、いっか。


「なら、さっそく準備しよ! ついでに課題も一緒にやりたいんだけど翔はこっちに課題持ってきて……ないよね」

「昨日は家に帰ってないんだから当たり前じゃん。そういうことなら今からとってくるけど?」

「ありがとね。それなら翔の服は私が――」

「自分で選ぶから大丈夫です!」


書き溜めしてないからこうなるんだよなぁ。今回は短めになっていますが原因は主にネタ切れです

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