腕に傷ある男よ
僕らは生まれた時から
何がしかの 使命を持ってて
そんな風に ヒロイズムを気取ってみても
学校 仕事場 リアルは僕らに冷たくて
淡い夢も 淡い恋心も 踏みにじられても
ひたすら 前に進むよ
腕に傷ある男よ ただ君のために 歌え
どんなに 君の想い出 好きなものが 傷つけられても
瞳に傷ある男よ ただ自分のために 進め
どれほど 君の輝きが 好きな人に 届かなくても
ただ のたうつように走れよ
僕らは やり遂げること
あるはずだと 信じていた愚か者さ
そんな風に スーパスター 気取ってみても
バイトに 勉強 リアルは僕らをあしらって
泥みたいだ ゴミのようだとも 罵られても
その目の鈍い光を 忘れないで
腕に傷ある男よ 顔をあげて 笑え
甘い話や 甘い言葉がキライでも
瞳に傷ある男よ その呼吸を 感じて
君が生きた証を この地球に刻み込み
そして のたうつように駆け抜けろ
僕らは心の孤児さ
どこにも行く場所なんてないのさ
それならば目の前の
リアルと戦え
腕に傷ある男よ その謎めいた過去も
時に曝け出しながら 進め
瞳に汚れある男よ その黒く塗られた過去も
白く光る未来のために 抱いて
泥まみれの 醜いアヒルの子
そんなの常套句だと思えど 気づいて
生まれ変わる 野獣の子よ
腕にある傷を拭って 今 立ち上がれ
そして 被害妄想 絶望でさえ 飲み込まれそうなネガな思いを
全て抱いて 全て許して 全て認めて 振り切って 進め
ただ前へ