詩 プレゼントのお返し
掲載日:2026/04/23
彼女からプレゼントをもらった。
しかも俯き加減で、恥ずかしさを隠すように、胸に押しつけられた。
どうすればいいんだ?
頭に浮かんだのが疑問だったが、ラッピングが透明なので、スイーツを渡してくれたのは分かる。
彼女は何も言わず、待っているから、自分から声をかけてみる。
「開けていい?」
緊張で声がかすれた。
彼女がこくこくとうなずくので、ゆっくりとラッピングをほどいていく。
開けた瞬間、砂糖の甘い香りが鼻に入ってくる。
「自分で作ったの?」
聞くとうなずいたので、1つ食べてみる。
パクパク、パクパク。
口の中にしっとりとした感じや、適度な甘さのジュワっとした感が広がっていく。
「美味しい。ありがとう」
頭を抱いてやると、「うん」と小さく聞こえた。
お前が彼女で良かった。




