3章 一話
3章1話
「お疲れ〜」「いやぁ…テスト終わった開放感えぐい」高校のテストが終わりそのままJCRTの本庁に向かう途中で友達に絡まれる「それなぁ…バイトしながら勉強してた」バイト＝警察なのは言わずもがなである「これでしばらく学校来なくていいな」「いいねぇ在宅勢は」「いや、集中できないよ？」パトカーの中だと莉乃とかいう邪魔者がいるし、家だと集中しずらいし…「さてと、佐久午後から暇？」「バイト」TOICAで改札を通過する「大変だねぇ…」「そんなことないぞ、犯罪者見るの楽しいからな」「佐久のバイト何？」「え？聞きたい？」「怖いからやめとこ」「聞かなくてよかったな、国家機密だ」「マジで何してるの？」「口外禁止の誓約書にサインしていただけるなら説明します」「あーおけ、やめとく」「ちな、この会話も広めないでね」「ハイハイ…」そんな会話を繰り広げていると電車が来る「あの子挙動不審だな」友達がボソッとつぶやく「キョロキョロしてるな」「可愛いな」「不審者2名で通報するね」「あの子不審者なのは変わりないのか」「まぁ声かけるか」「ナン…」「私警察なんで」「は？え？ちょ？」友達を無視して警察手帳を出しながら向かう『まもなく列車が参ります』「すみません、ちょっといいで…ちょちょちょ」線路に飛び込もうとするので腕を掴んで止める「ちょちょちょちょ、ストップストップ…」とりあえず持っていた手錠で駅のベンチと繋ぐ「光田ちょっと見てて」そう言いながら無線機を出す…今日は休みなのになんでだよ「至急至急、米野木駅にて自殺未遂事件発生、現在捜査員一名、民間人一名で対応中至急応援お願いします」『なんでこっちに連絡してくんの？県警本部に連絡してよめんどくさいなぁ』JCRT専用の周波数にしていたらしい、JCRTの通信室と繋がる「いいからよこせ！」『こちら2-1日進市3丁目付近から向かいますどうぞ』2課の部隊が来てくれるようなだ…「了解」「なんでそんなの持ってるの？」友達である光田が少女をなだめながら聞いてくる「何から話そうかな…JCRT少年犯罪対応部隊、少年犯罪を専門に取り締まる部隊があって、そこ所属」「学生なのに？」当然の疑問が飛んでくる「歳が近いから色々聞き出しやすいってのと、少年少女とSNSでコンタクトとれるのがやっぱり未成年だとやりやすいってことで、色々声かけてるらしい」」何をみて声をかけるかはわからないが、俺も莉乃に声をかけられて入った。「ここからどうする？」「まぁ待つしかないよな…待つことすらしなくてよさそうだな」サイレン音が聞こえてくる「ハイハイ警察警察…JCRT2-2現着、なんで無線機持ってんの？手錠と」開口一番これなのがうちの部隊の特徴である「午後から勤務だから飯食ってそのままパトロール中の莉乃に拾ってもらえば完璧だってことで持ってきた」「そっか、三課研修だもんね」三課だけ研修、出張が多い「さーてと…大丈夫そ？」「大丈夫じゃないね」「とりあえず駅員室行こうか」「そうだな」「帰っていいですか？僕この後予定が」「佐久と知り合い？連絡取れるならいいよ〜」「じゃ帰ります」そう言って丁度やってきた電車に乗っていく、躊躇いなく乗って行った「…さてと、立てる？」「立てます」「飛び降りないでねぇ…」二課の綾瀬梨花が少女を駅員室に連れて行く「佐久…なんで駅員室連れて行かなかった？」柴崎光が誰しも思う質問を投げかけてくる「飛び降り止めて脳汁ドバドバで満足してそのあとのこと考えてなかった」「アホ…」「本当その通りだと思う」梨花、光共に苦笑する「さてと…何から聞こうか」「とりあえず交代の時間迫ってるから莉乃も呼ぶか？」光が聞いてくる「そうだねぇ…事情聴取は莉乃が一番うまいし呼ぼうか」「OK」光が電話をかける「さーてと…身元確認が先？」「身元確認だろ」指名手配、行方不明届出てても困るし、優先順位は身元確認だろう「鞄みして〜」梨花がカバンを漁る「…学生証だ、宮部千夏…12歳、札幌の中学…札幌？」「札幌です」千夏が答える「…ここは？」「愛知県」光が答える「新幹線？」「新幹線で東京まで…そこから在来線やらなんやらでここまできました」「目的地は？」「大阪です」「何しに？」梨花が間髪入れずに質問する「大阪にいる親戚に助けを求めに」「親は？」次は光が聞く「……」「答えたくないなら答えなくていいよ〜」「じゃぁ答えません」「OK、とりあえず警察署行こうか」「えぇ…」「いや県外から来てるじゃん、ほぼ家出、自殺未遂もしてるわけじゃん、そんな子をそうですかわかりましたさようならって返すわけがないでしょ」「…そうですね」「てことでパトカー乗って〜」「任意同行なら拒否しまーす」「補導は義務でーす」梨花がカウンターを入れる「…わかりましたよ」そう言いながら席を立ち上がって着いてくる
「おは〜」交代の時間で2課長優樹と、相方と丹羽一香しかいないということは「莉乃ちゃーん、交代前に補導したから…わかるね？」「聴取しろと？」「うん、調書が一番めんどくさいからねぇ…」めんどくさい書類を書かなくて良くなった優樹はニッコニコである「信美課長…は無理か」チラッと見ただけでわかる…機嫌が悪い「めんどくさい仕事を持ってくんなよ、てか自分で片付けろよ」「残業したくない」「ッチ…」盛大な舌打ちをする「まぁ莉乃ちゃんそういうことでよろしく」「わかりました〜」事情聴取…そこまで書類は多くない…聴取だけなら、報告書なりなんなり書く、その間に起こる事件事故対応、別の事件の書類も書く…仮眠時間3時間コースが決定した。
夏休みですねみなさん
ん？受験生に夏休みはないって？黙ってろ
さてと、夏祭りや海、プールなどにみなさん行きますね？
私は好きな子を誘えず、キラキラした青春など送れるはずもなく、勉強とゲームをするだけの生活ですw
夏休みって変なやつ増えます
出会い厨にすでに8回ほど絡まれました。
俺男ですと返事すると逃げます
面白いですねwwwww
てことで読んでくださりありがとうございました
今後もよろしくお願いします
