8章 四話
八章 四話
狙撃で莉乃の手からm1911がこぼれ落ちる「撃ちたくないから抵抗しないで」m1911を蹴り飛ばし莉乃の手から遠ざけ、ホルスターにm9を収める「第二ラウンド!」莉乃が立ち上がり手錠ケースから手錠を抜きメリケンサックのように構える「まだ動けるの?!」「動ける!かかってきn」首に腕を入れてそのまま背中側に思い切り投げる「いったぁ…」「諦めろよ」「うぅ…せっかく社会復帰できたのに」完全に戦意消失したらしく、大の字に寝転がる「スマホ使えるから連絡は取り合えるだろ」「あのせっまい3畳の部屋で何日も何週間も監禁なんかされてみなさい精神おかしくなるって」まぁ言いたい気持ちはわかる…が「そうなる用に動いたのはお前だろ」「…ほら、立って」「さっき撃たれたところが傷み始めた…おんぶ」「自分で歩け…今何時?」「んっと…18:04」「んじゃ18:04機密情報漏洩取締法違反で緊逮で」「そんな法律ございません」「知ってる、ほら両手出して」「罪状は?」「国家公務員法第100条」「よくご存知で」仰向けのまま両手を押し付けてくる「…人生で2回目の逮捕」「…反応しずらいんだけど」「うぅ…おんぶして」「甘えんな」「それが一番無意味だって自分自身がわかってるでしょ」麻里奈がニッコニコで俺の黒歴史を言い放つ「やめてそれ」「莉乃ちゃーん、甘えず歩いて」「本当に足に力入らないんだって!」「アドレナリンドバドバだったのが切れたか」「だから体のそこらじゅうが痛いんだ!」莉乃が1人で納得する「どうするの?」「とりあえず私たちパトカー戻るからあとは2人でお好きにどうぞ」そう言って3人が下山していく「…ほら立て」「引っ張らないで」腕を掴んで無理矢理立たせる「……めんどくせぇな早く立て」「本当に足に力入らないんだって!」「…おんぶするから」「ありがとう」背中に莉乃を乗せて山道を下っていく「佐久って…いや何でもない…」「なんだよ…雨降ってきたし」「さっさと帰ろ」「ほら乗って」意外とすぐそこに車を停めたので相対した距離は歩いていない「学校どうするの?」「最低でも1ヶ月は外禁+半年の監視だから、夏休み明けまでは行けないよ」莉乃が手元を見ながら答える「…ちなみに私手錠の鍵持ってるから」「……よこせ」「はい」後ろに手を伸ばすと莉乃が鍵を手に入れてくれた「素直だな」「…もういい全てがどうでもいい」「ご飯どうする?」「適当に千夏と作って」「……ピザパする?」「そんな気力も、参加する権利も無い」「…そっか」おそらく沈黙になったら馬鹿気まずいので必死に話題を探す「莉乃は身長いくつだ?」「151.3センチ」ここで完全に会話のネタが切れた…そして気まずい空気が流れる…
そんなこんなで沈黙の30分を過ごした後帰宅してきた、手錠の鍵を取り出しながら言う「…風呂入る?」「シャワーでいいよ」「ご飯は?」「適当に千夏と作って〜」「やっぱピザパしよ」「私にその権利は無い」「あるから、食べよ」「そーですよ莉乃さん!莉乃さん口実にピザパしたいです」「するならマックがいい」「じゃマックデリバリー注文しま〜す」「シャワー浴びたいから手錠外して」「あっ忘れてた」手錠を外す、本気で握ったらへし折れそうな細い腕だ「…何でこんな細い腕でmp5振り回せるの?」「…わかんない」「わからないって…」「不思議だよね、筋肉ほとんど無いのに3キロを両腕で支えられる」そう言いながら立ち上がり、物置に向かう「…夏用もらってくね」「OK」夏用のシーツやら服やらのセットが入っている袋を一つ手に取り部屋に持っていく「…雨降ってきたな」「そうですね〜デリバリー大丈夫ですかね」「さぁ…」




