5章1話
5章1話
一年前の冬…
名古屋駅の近くにあるデパートで包丁を購入し、今目的地に向かっている。包丁は開封済みで、折りたたみ式なのでカバンに入れてある。目的地の駅に着き降り、改札口を出て路地に入る…まではよかった「君こんなところでこんな時間に何してんの?」後ろから声をかけられる「あなたには関係ないでししょ!」「いやいや、あなたみた感じ中1くらいでしょ?」「2ですけど何か?てか急いでるので」強引に立ち去ろうと背を向けたところで手を掴まれる「すみません警察です、職務質問にご協力お願いします」「任意ですよね?」「未成年って事で保護しますけどいいですか?」「……家すぐそこなので」「わかりました、じゃぁとりあえず身分証見せてください」「はい」財布から保険証を出す「…….ありがとうございます」「これでいいですか?」「んーと、カバンの中身見せてもらってもいいですか?」目線がカバンに向き、心拍数が上がる「拒否します」「見せられないものでも入ってる?」「いや…そういう訳では」「職務質問中、当該者が所持品検査を拒否、応援お願いします」こいつ無線機使いやがった「ほら、出して」「嫌です」「保護したら見れるけど…どうする?今ここで見せて潔白証明して帰るか、保護されるか」「……見せたら帰れません」「何が入ってるの?」無言でカバンからナイフを取り出し展開して首元に突き出す「武器捨てよっかー」ニッコニコでナイフを持った腕を掴み、もう片方で警棒を展開している「ほら、離しなさい」「嫌です」「この体制私がきつい」「知りません、見なかったことにして解放してください」「いやぁ無理じゃないかなぁ…応援呼んじゃったし、保険証見ちゃったから後日家行けるよ」ニコニコした顔がうざい「じゃぁ今ここで殺します」「今ここでナイフ捨てたら銃刀法違反と、公務執行妨害で済むよ」「私は今から殺さないといけない人がいるんです!」「そんな勇気君にないでしょ?手震えてるよ」腕を掴んでいる手の力が強まるそんな力じゃ刺せても奥浅い傷しかつかないよ」「うるさ…」「そんな勇気ないでしょほら、手に力入ってないでしょもっかいい言うよナイフ捨てな」「うるs」足が何かに引っ張られてバランスを崩す「優樹おそーい」「楽しんでたよね?」「……午後12:47公務執行妨害と銃刀法違反で現行犯逮捕ね」
「逮捕された訳ね」「その通り…いやぁ久々にあの人記憶を引っ張り出した」正直あまり思い出したくないが…まぁ仕方ない
莉乃逮捕から数ヶ月後
「そういや莉乃はなんで刃物持ってたの?」パトロール中に理央に聞かれる「優樹に聞いて」「えー教えてや」「……ほんとに何も知らない?」「知らない」「…いじめられててさ」「ほほう?」「7人から殴る蹴る、物を隠され、英世誘拐されて」「お金を抜き取られたと言いなさい」「伝わったからいいでしょ」「間違いない」理央が苦笑する「それで…不登校になったと」「……ナイフ持ってた理由ってもしかして?」「片っ端から殺してこうかなと」「……待ってあの時」「1人目殺る時だったよ」「殺人止めたってこと?」「そう言うことになるね」「…そいつらの顔写真ちょうだい」「なんで?」「なんか逮捕できる理由片っ端から探して、見つけて逮捕する」理央の目は本気そのものだった…「そこまでしなくてもいいよ、私の問題だか…」「そうじゃない、莉乃が良くても私が許せない、私の自己満足だから」「……ありがとう」
「その後だった…7人全員の死体が順番に見つかったのは」「殺ったのは?」「理央、本人にも確認したよ?」「何て言ってた?」「私の自己満足、莉乃の手を汚す訳にはいかないって…あのクソ女」莉乃は多分、信用していたやつに裏切られてこんな状態なったんだろうな「莉乃はどうしたかった?」「自分で殺したかった」想像の斜め上の回答&即答で吹き出してしまう「やめてくれ、犯罪者になるのは」「もうなってるかもね」莉乃が笑う「怖いこと言うなよ……えがち?」「嘘」「デスヨネー」「あっ、ちなみに理央はいじめっ子を殺す集団作ってたよ」「マジか」「見事全国指名手配犯」「笑うしか無い」「マジでそれ」「あっ君たち〜張り込み行ってきて〜」信美が部屋に入ってきて第一声がこれである「ふざけんなクソ女」そして莉乃もこれである「減給」「行かせていただきます信美殿」「よろしい」
監視対象、密輸された武器が入ってるコンテナを見つけ、できれば追跡せよ
「眠たいのに」莉乃が参考書を説いている「一応勉強はするんだ」「そうだねぇ…なりたくてなったわけじゃ無いんだけどね受験生」「間違いない」「佐久は通信?」「YES」別に朝起きれないからとか、そんな理由は全く無いただ「シングルファザーで家にほぼいない状態で全日は無理だ」そう、小4の弟がいるのだ「まぁねぇ…JCRT来たのもそう言う理由でしょ?」「貴方が勧誘したんでしょ?街中で」「そうだっけ?」「勧誘ってか…職質か」「あー、あった」あの時は莉乃と信美だった…「あの時はもう…」「理央は犯罪者だったね…何で職質したんだっけ?」「莉乃が“なんか怪しい”とか言い出したからだろ?」「そうだっけ?」莉乃が右上を見る『無線切れよ…ちなみに莉乃が怪しいって言ったのは佐久が上下黒で学生がで歩いちゃいけない時間帯に出かけてたから』「あぁ誰かさんが深夜にナイフ持ち歩いて人殺そうとしてたことにデジャヴを起こしたからか」「誰だろうねー」莉乃がノートで叩いてくる「ごめんって…来た…信美、ナンバー、尾張小牧⚪︎⚪︎⚪︎あ-〇〇〇〇(※一致避けるために伏せてるよ)」『所持者未成年免許所持、期限切れてる』「了解…コンテナ開けた声かけるぞ」「OK」車を降りてコンテナの中に入っていく「すみません警察です」「ッチ」盛大に舌打ちをしたあとシャツを上げて…「拳銃!」莉乃が俺の腕を引っ張りコンテナの外に出されると同時に1秒前にいたところに銃弾が流れてくる「…サンキュー莉乃」コンテナから離れて遮蔽物に隠れた後でm9を出してスライドを弾く『発砲許可』伸美と言う人間はこう言う時容赦なく発砲許可を出す「了解」莉乃がコンテナから出てきた男女不明の人間に射撃する…が当たらない「クソエイム」「眠くて腕が震えるの」m9をぶっ放してみゆが当たらず、車に乗られて逃走されるのでこちらもパトカーに乗って追う「前の車止まってください」莉乃がマイクで呼びかける…眠いらしいので今回は俺が運転だ「佐久荒い荒い」「知らん、追いつく為にはこのくらい荒く無いとダメだ!」「酔うってもう自分に酔ってるけど」「やかましいわ」何なら自分には酔えないだろ莉乃…「発見、信美応援要請」「無理、交通課別事案対応中」そういやさっき別の地区で緊急配備発令されたわ「じゃぁ」「一台で追跡して」「了解」無茶言ってくれるな
はい
投稿遅れましたごめんなさい




