紀州のドンファン殺人事件を推理する、その8(2024年5月16日・記)
久々に紀州のドンファン事件の投稿を目にした。2024年5月10日に須藤早貴の初公判があったからである。しかし殺人事件とは別件である。関連して遺言書の論評になる。報道によれば、6人の兄弟姉妹の内4人が訴訟に臨んでいるとの事だ。そして論評は死後、争いにならない遺言書の作成の仕方で終わる。税理士の投稿なので当然である。
しかし、正しい遺言書の作成の仕方は別のコーナーでして貰いたい。野崎幸助にはふさわしくない。なぜなら、作成の仕方に争いの原因があるのではない。遺言書の内容に争いの原因があるのである。もっと言えば、争いが有った為、急遽遺言書を作成する事になったのだ。
遺言書は<個人の全財産を田辺市にキフする>と赤のサインペンで書かれている。赤を使っているのは怒りを表している。やや、怒りの感情で文字も荒く、寄付をキフと書く等、乱暴になっている。少なくとも落ち着いて書いていない。将来揉める事まで想定はしていないと思うが、貢ぐ女には遺留分を渡し、兄弟親族には1円も渡さないと言う強い意思が現れている。当然、兄弟親族も怒りを持って遺言書を否定する事となる。
寄付先の田辺市は、裁判所に遺言書の<検認>手続きを進め、有効であると言う判断を得ている。既に田辺市は2億円を使って全財産の取り纏めをしているとの事だ。50億円とも噂されていたが、約13億5000万円の現在価値の様である。兄弟親族は約3億3750万円の相続分を求めて、検認の無効を訴えている。もしも,早貴が殺人罪になると、早貴への相続も無効になる。この関連と殺人事件とは無縁と言えるだろうか?警察は須藤早貴を別件逮捕でごまかしているが、真相は見えていない。