赤星家別荘 音声データ②
最後の3日分をどうしようか悩んだ結果、最後まで書けないという状況が続いていました。
インタビュー形式では無理だよなぁと筆どまり。
結果、こんな形になりました。
赤星家の別荘にて 赤星哲也の寝室より
パパリンッ
「「あっ」」
同時に声を発したのは赤星哲也と関晃子の二人だ。お互いに持っている結界石を同時使用したようだ。急に姿を現した殺人鬼にビビッて使用してしまったのだろう。
一人ずつ使用すれば単純に倍の時間を稼げることに気づいた二人はさっそく後悔を始める。
「なんで君の分まで使っちゃうかなぁ」
「ごめんなさい。パパぁ。でも、怖くてつい我慢できなかったの。でも、パパならいつも通りなんとかしてくれるんでしょ?」
「もちろんだよ。まぁ、いくつかアテがあるから電話でもかけてみるよ」
「それじゃ、わたしはその間に着替えているね。この格好じゃ寒いし、それに誰か助けに来てくれたとき、パパが付けた痕を見られちゃうの恥ずかしいもん」
「ははっ、任せときなさい」
関晃子が言っていたパパって実父じゃなくて、そっちのパパかよ。実父は一般的な会社に勤めているのに、関晃子がことあるごとに権力があるような表現をしていたのは違和感を感じていたが、そういうことなら納得である。そりゃパパが赤星哲也なら権力があるよね。
普通に引きます。
「間に合わない?僕がどれだけ君にしてあげたか分かっているのかい?」
「僕のいる場所が遠すぎる?そんな問題じゃないんだよ。理由はなんであろうが来るか来ないかの二つに一つなんだよ!」
「もちろんお金は多く出すよ。僕を助けるだけで恩も売れるわけだ。チャンスなんだから、遠いって理由だけで諦めないでくれよ」
「距離じゃない!早く来い!」
「おい、ふざけんな!だからお前は使えないんだ!」
「お前が死ねばいいだろうが!俺と違って役に立たないんだからよ!」
いろんなツテに頼っても時間的に無理という返しを受けているのだろう。実際に1時間で辿り着けるような場所ではない。俺も現場近くに住んでいる先輩に助けの依頼はしたが、厳しいことは分かっていた。
結界石の限界時間が迫ってくるためか、赤星哲也の言葉に焦りと怒りが入り混じってくる。余裕がなくなってきて助けを求めているのか、罵倒しているのか分からなくなってきていた。
ちなみ俺には連絡は来ていない。結界石は俺が渡したものなのにだ。よほど嫌われたらしい。
「パパ?大丈夫なの?大丈夫よね?だってわたしは悪くないんだから」
「うるさいっ!お前が言うことを聞いて、結界石を割らなきゃ、もっと時間に余裕があったんだ!」
「そんなに怒鳴らないでよぉ。うぅっ」
「嘆いている暇があったらお前も助かる方法を考えろ!このクズが!!」
「わたしは悪くない。だからきっと死なない。わたしは絶対に殺されないの…」
この後、結界が切れるまでに状況の変化はない。結界が切れると同時に録音も切れた。
助けを依頼した先輩が辿りついたとき、赤星家の別荘には、アイスピックで体中に穴を開けられた四つの死体が横たわっていたらしい。
結果からいうと、ここで2人の殺人鬼に対して結界石を使用してくれたからこそ、俺たちは保田なおの元に間に合い、しっかりとした準備ができたのだ。
ここでお願いです!
書き終えることができれば、月曜日には一部完結予定です。
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