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越中ひなた③

うちの場合、

キーボードの上に猫がきたときは、

「ご飯ちょうだい」

の合図です。

たいてい時間がまだ早いのであげないのですが、

小説書いているときにやってくると……

 「しっかし、その斎藤って後輩ムカつきますね。センパイに対して失礼じゃないですか」


ーまぁ、これも仕事だ。仕方ないよ。


「センパイが納得しているんなら別にいいんすけど。なんかすっきりしないなぁ」


ーありがとな。とりあえず焼肉はおごるから安心していいぞ。


「むぅ。わたしそんな食いしん坊キャラなんですか?」


ー違ったのか?


「……完全に否定できないところが辛いところです」


ー(笑)ならいいじゃないか。しっかりおごられろ。


「しっかりおごられます。でもセンパイ。保田なおを護る仕事はまだ続いているんですよね」


ー正直、山中里香を成仏させていいものかどうか、まだ悩んでいるんだよな。ちなみに斎藤の方はどちらの山中里香も消滅させたらしい。昨日、連絡があったわ。


 「消滅させても特に問題は起きていないんですか?」


ー昨日の今日だからなんともいえなんだけど、今のところ実害は聞いてないな。


「センパイ、スマホ鳴ってますよ」


ーおっ、噂の斎藤だわ。どうも昨日から赤星さんと解決祝いとして、遠くの別荘に行っているらしんだよな。また自慢かと思うと電話に出るのが面倒だわ。


「相手が相手ですし、別にわざわざ出なくてもいいんじゃないっすか」


ーうーん、本当は出たくないけど同業者だしなぁ。仕事の話だったら無視するわけにもいかないし出るわ。嫌だけど。


「よっぽどっすね(苦笑)」


ー昨日も報告という自慢だったからな。


ーはい、嬉野です。斎藤、どうした?


ーおい、マジか。だからいつも日頃から注意していただろうが。お前もプロなら泣き言いうな!


ー今どこにいる?結界石は?


ーなんで自分用を持ってきていないんだよ、馬鹿!


ーそんなところにいたら俺じゃ間に合わない!とりあえず近くの先輩に連絡はしてみる。それまでなんとか持ちこたえろ!


「どうしたんですか?センパイ、今まで見たことないぐらいに慌てていますけど」


 ー斎藤のところに、というよりも赤星真由美と関晃子のところに『長澤家の殺人鬼』が現れて襲ってきてみたいだ。それでどうも斎藤の力では時間稼ぎはできても、消滅させることは厳しいらしい。それで俺に助けを求めてきたんだけど、俺が渡した結界石の効果時間を考えると、場所が遠すぎて俺が今から向かってもどう考えても間に合わないんだよ。いちおう、近くにいる同業者の先輩には連絡して助けてもらえるよう頼んではみるけれどな。


「なんで今になって『長澤家の殺人鬼』が現れたんですかね」


ー俺も今の斎藤からの連絡でやっと気づけたんだけど、その答えは斎藤が山中里香を消滅させてしまったからだと思う。


「どういうことですか?だって今まで『長澤家の殺人鬼』は3人の前には姿を見せてこなかったわけじゃないですか。むしろずっとそばにいたのは山中里香だったんすよね」


ー元々、三人の近くには攻撃性を持った山中里香の黒いモヤと自殺に使用したアイスピックがあったわけだけど、俺も含めてみんな勘違いをしていたんだ。


「勘違い?」


ーアイスピックは道具で、山中里香が使用するものだと思っていただろ?俺も山中里香自体から攻撃性は感じ取れていたから、さっきまではアイスピックは山中里香のものだったと思っていたんだ。つまり、全員が山中里香とアイスピックがセットだと思っていた。でも、実際は逆だったんだ。


「逆というと……あっ、もしかして山中里香がアイスピックからみんなを守っていたということですか?」


ーアイスピック自体が三人に憑りつこうとしている『長澤家の殺人鬼』と考えるとしっくりくるんだよ。3人は長澤家から出たことによって殺人鬼から逃れられたように見えたけど、実は憑りつくという形でそれぞれ3人の命を奪おうとしていた。その殺人鬼から三人を守ろうとしていたのが、亡くなった山中里香だった。だから仲のいい保田なおの近くにいた山中里香のモヤが一番濃くて、特殊スタンガンを当ててきた赤星真由美にいたモヤは薄かったんだ。こう考えるとなぜ山中里香から攻撃性を感じれたのかが理解できる。それだけ殺人鬼に対抗してたんだろうね。


「親友だけじゃなくて、自分が死ぬきっかけを作ってきた相手まで守ろうとするなんて……優しい娘だったんすね」


ーそんなところに斎藤が2人の近くにいる山中里香を消滅させてしまった。つまり、殺人鬼からすれば自分を押さえていたものがいなくなったわけだ。それでアイスピックだけじゃなく、本体も登場できるようになったってことなんだろうな。


ー斎藤自身はあんなんだけど、仕事自体はできる方なんだよ。そんな斎藤より強い殺人鬼を山中里香は見事なぐらい押さえこんでいたんだよ。本当に見事過ぎて俺も殺人鬼の霊がいることに気づけなかった。斎藤も気づけず、かといって山中里香の攻撃性は殺人鬼のみに向いていたから、運悪く消滅することは簡単にできてしまった。


ー時間との勝負だな。今から急いで保田なおのところに行こうと思う。越中もくるか?


「センパイの仕事なのにいいんですか?」


ー大丈夫だ。お前には俺の仕事を見てほしいし、2人で話したいこともある。危険かもしれないけど、お前のことは俺が絶対に守るから。だから一緒にきてほしい。


「えっ、うぇ…」


ーダメか?


「い、いきます」

ここでお願いです!


書き終えることができれば、来週には一部完結予定です。


最終日、皆様には、


下の[星]をクリックでたくさん照らし、


そのちょい右上の[いいね]をクリックしていただけないでしょうか。


面白くなければ星は一つでもかまいません。


最終日のみで結構ですので、

ぜひ、よろしくお願いいたします。

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