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君が、僕を嫌う前に。  作者: もじゃもじゃ
3/3

第三節

殺人手法とか血迷ったことしてないで。

皆こっちの方みてほしいなぁ。

 部屋の中はドアからエル字に椅子が伸びていて、ほのかはドアから一番離れた部屋の奥の方に座っていた。俺は丁度エル字の曲がったところに座って宮野さんはあまり間隔を空けずに隣に座った。

 僕は少し、こうゆうのが苦手だから。

 カラオケが終わって家に帰ると宮野さんから連絡がきた、今日撮ったプリクラとその後に「楽しかった、ありがとう」と続いていたそれにならって「ありがとう、お疲れ様」と返す。それからも夜中までメールが続き、深夜零時を過ぎた。

「ねぇ、明日さ下校も一緒にしない?」

「え」

「ダメ?」

「いや、いいよ」

「やったー!

じゃあ今日は寝坊しないように

早めに寝ちゃうね

おやすみ!」

「おやすみ」

 気がついたら僕は、まだ会ったばかりの彼女に恋をしていた。少し、いや大分単純過ぎる気がするけど、心に傷をおっていた僕を、彼女は癒してくれた気がした。


----第三節----



 私の名前は秋山楓(あきやまかえで)十七歳!!…………なにやってんだ私。

 あの子と連絡先交換できたのはいいけどまだ名前すら聞いてないじゃん、なにやってんだ私。と、とにかくなんか連絡しよう。えっと。

「今日はありがとう」

「また今度ご飯いこうね」

 ヨシッ完璧じゃね、わかんないけど。あ、返信来た。

「こちらこそありがとう

ご飯一緒にいけなくて

ごめんね、また時間が空いたら

僕から誘うよ」

 やさしい。じゃないじゃない早く帰ろう、雨降ってきたし、これ風邪引くんじゃね。

 って残高ないんだった、チャージチャージ。財布どこだ?あああった。

 あ、電車待ってる間に返信しよ。

「できれば

夏休み中がいいな」

 ヨシッ、今日も満員、お疲れ私。

 この時間帯ほんとーに人多すぎでしょ、どうなってんの、皆次での駅で降りるし、皆同じ所に住んでるの?

 ふぅ、やっと皆降りた。座れたし、ちょっとだけ休も。

 ……いけない!寝ちゃってた、あ、でも降りるの次だ、良かったぁ。こっから乗り換えだ。

 雨強くなってきたな、降りるまでには弱まってほしいな。ま!結局ずぶ濡れになって帰ったんだけどな!

 お風呂サッパリしたー、ってもう九時だ、一日早いな。あ、そうそう返信忘れてた。

「じゃあさ、夏休み中に

良かったら遠出とかどうかな」

「良いね!どこ行こっか」

 うふふー、遠出だって、遠出かぁ、どこ行こう、海とか見に行きたいなぁ。あ、早くご飯食べちゃお。

 ……ほのかさん、あの子のすっごい仲良いんだよね、付き合ってるのかな、じゃなくてもどっちか好きだろあれ。ずっと一緒にいるし。あーあ。夏休み中に会えるかな。

 ……今日ほのかさんが先に帰ったのって私のせいかな。やっぱそうだよな。このまま私があの子と関わったら…ダメだよね、私が諦めた方が良いよね。

 なんか、心がむずむずする感じ、でもやっぱダメだ。バイバイ。















~登場人物紹介~

背の低いショートカットの女の子

秋山楓さん。誕生日は一月七日

趣味は音楽を聴くこと、あと絵が上手いよ

164㎝体重は内緒

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